椅子の文化の手道具
和・洋・を大雑把に比べて、畳の文化と椅子の文化という表現があります。
畳の文化といっても、近年は洋風化につれて減少傾向にある和室と畳。
畳職人の手仕事も機械化されて最近の畳屋さんにはミシンが欠かせないようです。
伝統的な手仕事で行う畳づくりには、
それ専用の手道具があったことが思い起こされます。
釘と呼べばいいのか千枚通しと呼べばいいのか
頭に真鍮の丸い輪がついた太い突き刺す道具がありました。
さらに畳のヘリを縫い上げていくこれまた太い針と
それを見るからに痛々しく映ったのだが
革製のプロテクターをまとった素手で畳に押し込む作業
最後に、恐ろしく切れ味のいい包丁のようなもの・・・・というか
どこから見ても菜切り包丁にしか見えませんでしたが
それを使ってあの分厚い畳をバサっと切り落としていた光景が目に浮かびます。
さて、椅子の国、西洋では・・・というと
ソファとか椅子の背や座、時には壁などにもに施される布による張りぐるみ。
これらを総称して UPHOLSTERY と呼ぶようです。
したがって、それに使われるハンマーが UPHOLSTERER’s HAMMER
椅子の文化の UPHOLSTERY を代表するような道具ではないかと思います。
馴染みがないので少々調べてみたところ
偶然に手持ちの古い道具カタログに紹介されているのが見つかりました。
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C.S.Osborne というアメリカのメーカーのカタログですがいつ頃のものか定かではありません。
このカタログによれば、右写真の木製ハンドルのものはフレンチスタイルと呼ばれるようです。
今回このフレンチスタイルのものと併せて、2点のハンマーを取り寄せることができました。
カタログの内扉ページにこんなイラストがありました。写真ではなく手描きのイラストなのが時代を感じさせます。
おそらく創業当時の工場全景なのでしょう。
馬具の道具メーカーであることをほのめかすように工場の前に馬車が描かれています。
Web で検索したところ、この会社はしっかりと続いている会社であることが分かりました。
創業1826年、なんと184年間続いている会社!
*今回取り寄せたハンマーと上記メーカーとは関係がありません。
2010 / 6 / 4 投稿



