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■ POWERMATIC 500mm 自動カンナ盤 209HH

日本仕様の三相5馬力、ヘリカル(螺旋状)カッターヘッドを備えた500mmプレナー(自動一面カンナ盤)

品番 T_3516

※こちらの商品は取扱終了しました
最大切削幅     500mm
被加工材最大厚さ  200mm
被加工材最小長さ  250mm
最大切削深さ    約3mm
テーブルサイズ   1410x500mm
カーバイドカッター 23 x 6列 138個

ヘリカル(螺旋状)カッターヘッドの実力

カッターヘッドには23x6列、138個のカーバイドカッター(超硬刃)が螺旋状に配置されています。
しかも各カッターは回転軸に平行ではなく、螺旋状に沿って並んでいます。

① 逆目ぼれが起こりにくい
一般的なブレードタイプのプレナー(自動一面かんな盤)の場合、2ないし3枚のブレードが回転軸に平行、すなわち被加工材の進行方向に対して直角に配置されており、ブレード幅ごと一気に切り込みます。
一方、このヘリカルカッターヘッドは小さなカーバイドカッター(超硬刃)が小刻みに、しかも一つ一つが斜めに削(そ)ぐように切削します。
各カッターに施された半径約100mmの円弧状のエッジが14°の角度で斜めに切り込むことで、切削抵抗を低減するのです。

② 集塵がスムーズ
カンナ屑が小さいので集塵フードやダクトに詰まりにくい。

POWERMATIC 500mm 自動カンナ盤 209HHの
ヘリカル(螺旋状)カッターのカンナ屑

一般的なブレードタイプのカンナ屑
(北米産チェリー材 幅225㎜)

③ 静か
刃物の風切り音や切削音がブレードタイプに比べて小さい。
騒音の大きい木工機械の代表格であるプレナーのイメージが変わります。

超硬カッターの経済性と利便性

① カッターの寿命が長い
超硬刃(カーバイドカッター)は高額なのが気になるところ。
しかし、一説によれば超硬はハイス鋼の10倍長持ちすると言われます。一つのカッターには四辺に刃が付いているので、10×4で40倍!
しかも、超硬そのものの耐久性に加え、斜めに切り込む作用による低衝撃性により、その寿命はハイス鋼のストレートブレードとは比べ物になりません。
その上、砂利や金属片の混入などにより刃が欠けたときには、必要な箇所のみを再セットすることもできます。
研磨のコストに交換の手間暇を勘案すれば、むしろ経済的と考えられるのです。

② 刃のセッティングや交換が合理的、そして安全
カッターが収まるシート部は非常に精密に加工されているため、カッター装着時に微調整は必要ありません。
固定スクリューにはしっかり締まるトルクスネジを採用、またセッティングミス防止のための目印となる刻印が施されており、作業がスムーズに行えます。
長いブレードに比べてセッティング時の怪我のリスクも小さいです。
カーバイドカッターは10個入セットで販売されています。

万全の送材装置

① 加工精度と安全性を実現する仕組みが充実
カッターヘッド前後の仕組み。(画像は下から覗いた様子)
向かって左(インフィード:入口)側より順に下記のような構成になっています。
A:切削深さリミッター       一度の切削量を3mm以下に制限
B:アンチキックバックフィンガー  鋸刃状の爪でキックバックをしっかり防止
C:インフィードローラー      螺旋状溝で力強く滑らかに送材
D:チップブレーカー        カンナ屑を速やかにダストポートへ誘導
E:カッターヘッド          螺旋状のカッター
F:プレッシャーバー        切削直後の材の上下の動きを制御
G:アウトフィードローラー     平滑な面で滑らかに送材
C・D・F・Gは高さ調整可能。C・Gはスプリングテンション(=押さえつける力)の調整もできます。

② 円滑な送材や平滑な切削に不可欠なテーブルローラーの微調整も簡単
長さ1410mmのテーブル面には材料の送りをスムーズにするローラーがインフィード側、アウトフィード側にひとつずつ配置。 テーブルローラー高さの調整も簡単にできます。

③ 送材速度は最大4段階に変速可能
向かって右側中央に位置するシフトハンドルで送材速度が2段階変速可能。
工場出荷時の標準ギアキットで7.3m/分 または 9.4m/分に切り替えることができます。

《さらにきれいな切削面のために》
標準ギアキットを標準付属品のロースピードギアキットに換装することで、さらに低速(4.9m/分と6.3m/分)にすることができます。

テーブル昇降の操作性

① 軽々回せるテーブル昇降ハンドホイール
直径200mmのテーブル昇降ハンドホイールは軽々回る上に操作しやすい横軸。腕への負担が軽減されます。
ハンドホイール1回転=テーブル移動1.5mm。

《テーブル固定は前後2か所》
テーブル昇降固定ノブは手前と奥に2か所あり、切削加工時のテーブルの安定性を向上させます。
機械の設置状況に合わせて、ノブを反対側面に取り付けることもできます。

② 切削深さスケールの微調整が簡単、デジタルスケールへの換装も簡単
標準付属の切削深さスケールはメトリックとインチの併記。
ネジで固定されているだけなので微調整も簡単。
別売のデジタルスケールにも変更できます。

配慮の行き届いた機能性

① Φ125mmのダストポートでスムーズな集じん
ダストポート径は安心の125mm。
材料の受け渡し時に使用するリターンローラーを邪魔せぬよう、水平方向に延びています。
100mmホースを接続する際は、別売の125mm段継手または5"-4" リデューサーをご活用ください。
※自動カンナ盤には集じん機を必ず接続してください。

② リターンローラーで反復作業の効率化
カンナ盤上部の2本のリターンローラーを使って、切削した材料の受け渡しができます。
被加工材が大きい、重い、たくさんあるとき、繰り返しの切削作業をサポートします。

③ 重量級の機械だからこそ移動のしやすさにも配慮
設置や移動に便利なリフティングハンドルが、片側2本、合計4本内蔵されています。
フォークリフトやホイストで移動する際にロープをかけることができます。
使用しない時には中に収めることができます。

キャスターが台座の内側に隠れています。
リフティングハンドルを握って動かせば、重量級の機械の移動が楽にできます。
例えば長尺の加工時にだけ少し移動したいときなどにも便利。

モーターは三相5馬力。 プラグは三相200V用です。予めご確認ください。

仕様
電源 三相200V(50/60Hz)
電流 14A
モーター TEFC型(全閉外扇型), 三相5馬力
テーブル寸法 650 x 500mm
最大切削幅 500mm
最大切削厚さ 200mm
最大切削深さ 2.3mm
カーバイドカッター 23 x 6列 138個
カッターヘッド直径 約78mm
カッター取り付けネジ最大トルク 45 lbf-in~55lbf-in (5.085N-m~6.215N-m)
騒音レベル(db) 80 ~ 84db
送り速度 7.3m/分 または 9.4m/分(標準ギアセット)
4.9m/分 または 6.3m/分(ロースピードギアキット使用時)
ダストポート径 125mm
本体寸法(スタンド含む**) 幅約66 x 奥行約93 x 高さ約105cm
質量 約363kg
標準付属品 ロースピードギアキット(50リンク チェーン、12丁 スプロケット)
スパナ(10-8、12-14、17-19mm)
六角棒レンチ(3、4、5、6mm)
T25トルクスドライバー
スペアカーバイドカッター 10ヶ入(1セット)
日本語取扱説明書

※商品の仕様は改良の為、予告なく変更する場合がございます。

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