レコードパワーチャック SC4 インサートの取り付け方、緩み防止ネジの使い方

レコードパワーチャックの緩みを防ぐための対策方法を紹介します。

インサートの取り付け方

使い始める前に必ず”グラブスクリュー”と”ファイバーワッシャー”を使って、チャックにねじ込んだインサートが緩まないようにしてください。大きく重いワークを回している時や、木工旋盤を逆回転で使う場合、作業中や停止時にインサートが緩むと大変危険ですので必ず行ってください。

<使用するもの>

・チャック本体
・3mm 六角棒レンチ(チャック標準付属品)
・ファイバーワッシャー(チャック標準付属品)
・グラブスクリュー(チャック標準付属品)
・インサート(別売)
・先の細いピンセット(あると取り付けが楽です)

旋盤本体に合わせて用意した別売のインサートを、チャック本体の奥までしっかりねじ込みます。

グラブスクリューを3mm 六角棒レンチにセットして、チャックの横の面にある穴から差し入れます。

ファイバーワッシャーをピンセットでつまんでグラブスクリューの先端に置きます。

ファイバーワッシャーが横に倒れないようにしながらネジ穴の中にグラブスクリューでねじ込んで一緒に挿入します。

グラブスクリューがしっかりと固定されるまでねじ込んでください。

こちらは参考写真です。
ファイバーワッシャーがつぶれてネジ山の形に変形しています。ファイバーワッシャーがインサートのネジ山に食い込む事で、ネジ山へのダメージをおさえながら緩み止めの役割もしています。

逆回転時や大きな作品を作る際のチャックの緩み対策方法

逆回転させることが可能な旋盤を使用する時や大きな作品を作る時は、チャックが緩んで脱落してしまうことを防ぐために、使い始める前に必ずインサートのグラブスクリューとファイバーワッシャーを使って、チャックが緩まないようにしてください。※グラブスクリューの位置が旋盤の主軸のネジ山を痛めないかご確認ください。

<使用するもの>

・インサートを取り付けたチャック

・3mm 六角棒レンチ(チャック標準付属品)
・ファイバーワッシャー(インサート標準付属品)
・グラブスクリュー(インサート側面に取付済)
・先の細いピンセット(あると取り付けが楽です)

 

※スピンドルロック機能がある旋盤はロックしながら行うと作業しやすくなります。

写真は緩み防止ネジを取り付けできる主軸の例です。

必ず旋盤の主軸を確認して、グラブスクリューを締めた時ネジ山に当たらないかご確認ください。

写真の旋盤の場合は、矢印の部分にグラブスクリューが来るか確認します。

インサートの側面1箇所に、小さなネジ穴があります。この中にグラブスクリューが入っています。
このグラブスクリューを一旦取り外します。

ファイバーワッシャーをピンセットでつまんでネジ穴に入れます。(主軸にグラブスクリューをねじ込んだ時のキズ防止)

次にファイバーワッシャーが倒れないように気をつけながらネジ穴の中に一度外したグラブスクリューを再度ねじ込んで、一緒に挿入します。

グラブスクリューがしっかりと固定されるまでねじ込んでください。

 

<チャックを外す際の注意点>

※チャックを外す際は必ずグラブスクリューを充分に緩めてから外してください。
※ファイバーワッシャーは固定されていないため、外す際に落ちてしまうことがあります。紛失しないようご注意ください。

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