セット内容
① ロッド（丸軸）
② ホイールカッター
③ フェンス
④ ボディ
⑤ マイクロアジャスター
⑥ モーティスカッター ×2
⑦ サポートリング
⑧ ホイールカッター替刃
⑨ ホイールカッター取付けねじ（予備）
⑩ 6 角棒レンチ（1.5ｍｍ ⑦および⑧取付け用）
基本の寸法設定（マイクロアジャストの手順）
① 概寸設定
ロッドの目盛りを目安にしておよその寸法を設定します。
2 つのノブ（フェンス側とアジャスター側）両方を緩め、ボディ+マイクロアジャスター（真ちゅう色の部分）全体をスライドさせます。
② マイクロアジャスターの固定
ロッドの目盛りを目安にしておよその寸法を設定し
アジャスターノブを回して固定します。
③ 微調整
マイクロアジャスターのローレットリングを回します。
1 回転させるごとにフェンスが 0.8mm 動きます。
半回転で 0.4mm、1/4 回転で 0.2mm。
④ フェンスの固定
フェンスノブを回して固定します。
全工程が片手で完結します。
基本の罫書き方
ボディを親指と人差し指でつまむように持ち、残りの 3本の指でロッドを軽く保持します。
フェンスを基準面に押しあて、ホイールカッターを被加工面に食い込ませながら、基準面に平行に動かします。
ホイールカッターは片刃なので、被加工面に食い込ませると、フェンスをわずかに引き寄せる力が加わります。
これにより、基準面に平行な線を反れずに罫書くことができるのです。
また、刃もフェンスも円形なので、平面も曲面も、押しても引いても、持ち変えずにぐるりと一周回ることも、スムーズに操作できます。
用途は 3 つ
① ホイールマーカー（ケヒキ）
フェンスを基準面に押し当て、基準面沿わせて平行に罫書きます。
② デプスゲージ（深さ測定）
フェンスを基準面に接地させ、穴や溝、段欠きなどの底面にホイールカッターの端面を当てて測定します。
そのセッティングのまま接合相手にケガキ線を写すことができます。
③ モーティス（ホゾ穴）マーカー（二丁ケヒキ）
付属の 2 個一対のモーティスブレードとサポートリングを装着することで、2 本の平行線を罫書くことのできる二丁ケヒキとしても使えます。
ホゾ穴や溝の罫書きに便利です。
取り付けには付属の 6 角棒レンチを使用します。
モーティスカッターの厚さは 4.75ｍｍ。左右対称にセットした場合、4.75+4.75＝9.5ｍｍが最小幅となります。
4.75~9.5ｍｍの幅を罫書きたい時は、フェンス側のカッターを先端側と同じ向きに取り付けてください。
