アルテコ 瞬間接着剤 W200X (20g)
￥1,276（税込）
セット内容
・プレシジョンマンドレル×1
・スタンダードマンドレル×1
・コレットドライブセンター（MT2）×1
・コレット回転センター（MT2）×1
・ノンスティックブッシュ×4
・プレシジョンスペーサー×3
どうして偏芯は起こる？
ペンターニングをされる方なら一度は経験がおありでは？
ペン生地の偏芯の原因はいくつかありますが、ひとつにはペンマンドレルの曲がりや歪みが考えられます。マンドレルがそもそも曲がってしまっている場合は想像に難くないですが、曲がりがなかったとしてもテールストック側から押さえるタイプのペンマンドレルの場合は押しの力が強すぎるとマンドレルが弓なりにしなったような状態となり、このようにペン生地が偏芯して削れてしまうことがあります。
また、細かいことを言えばペン生地を保持するブッシュの内径とペンマンドレルの外径との間にはどうしても多少のクリアランス（＝ガタ）があるということも見過ごせません。このガタによってペン生地が回転軸の中心から若干ずれてしまうことによっても、このような偏芯は起こってしまいます。
ペン生地の偏芯の原因を根本から解決！
削り終わったペン生地が偏心していると、そこに取り付く金具とペン生地の外形とが同一軸上に一致しなくなり、見た目もあまりよろしくないだけでなく、場合によってはノック式や回転式のメカニズムがうまく機能しないこともあります。
しかしプレシジョンペンマンドレルキットなら、ご覧の通りの仕上がり。
偏芯を抑えるための3つの工夫がなされているのでよりクオリティの高いペンの制作を実現します。
・マンドレルを押さない、たわませない「回転センター」。
・マンドレルの芯ブレを最小限に抑える「コレット」。
・ブッシュのガタを軽減する、絶妙な太さの「マンドレル」。
これら3つの工夫の詳細を、順に見ていきましょう。
ペン生地を偏芯させない３つの工夫その１
マンドレルを押さない、たわませない「回転センター」。
貫通式の回転センターはマンドレルをテールストック側から押すことはせず、ペン生地だけを直接押さえつけてホールド。
こうしてマンドレルが押しの力でたわむことによって発生する偏芯のリスクを排除しています。
貫通式なのでペン生地の長さが変わってもたくさんのスペーサーを足したり減らしたりの必要もないのもうれしいポイント。
ペン生地を偏芯させない３つの工夫その２
マンドレルの芯ブレを最小限に抑える「コレット」。
回転センターの先端にはコレットを内蔵。テールストックのクイルを前進させると、コレットがペン生地を押して保持すると同時にマンドレルも「くわえ込んで保持」します。これで自動的にマンドレルもセンター出しがなされるので、マンドレルの芯ブレに起因するペン生地の偏芯も抑制されます。
ペン生地を偏芯させない３つの工夫その３
ブッシュのガタを軽減する、絶妙な太さの「マンドレル」。
キットには太さが微妙に異なるマンドレルが2本付属しますが、通常はプレシジョンマンドレルを使用します。
ブッシュとペンマンドレルの断面図イメージ
| ★プレシジョンマンドレル | 一般的なペンマンドレルよりもその外径をわざわざほんの少しだけ太くした特製のマンドレルです。 ペンターニング用ブッシュを通してみると若干摩擦抵抗を感じる程度わずかにきつく、ブッシュがカタカタとしない絶妙なフィッティング。これがブッシュのガタに起因するペン生地の偏芯を最小限に抑えてくれます。 |
|---|---|
| スタンダードマンドレル | 一般的なペンマンドレルと同等の太さのマンドレル。 万が一プレシジョンマンドレルがきつすぎてブッシュが取り付けできないことがあればこちらをご使用ください。 |
これら3つの工夫が盛り込まれた本キットなら、いつも通りに作業するだけでもより偏心の少ない完成度の高いペンを完成させることができるでしょう。
また、偏心の抑制だけでなくサンディングや塗装の工程も含めたペンマンドレル上で行う工程すべてにわたって快適に使用できるようによく考えられているので、一度使えば手放せない、ペンターニングのよき相棒となるでしょう。
その他の機能
サンディングも塗装も快適に行える、至れり尽くせりのセット。
ノンスティックブッシュが付属。
接着剤などがこびりつきにくい樹脂製の60°コーン形状はマンドレル上でのペン生地のサンディングや塗装も便利に行うことができます。
瞬間接着剤を用いてペン生地の表面を強固な塗膜で保護し、なおかつ美しい光沢を与える塗装（CAフィニッシュ）に最適。出来上がったペン生地をマンドレルから取り出す際にもブッシュとペン生地の固着がありません。
60°のコーン形状はペンキットごとにサイズの異なる真鍮パイプ各種にフィット。生地に接する部分は生地よりも一段低くなるためサンディングの工程、ワックスによる仕上げなどにも大変便利。鉄製のブッシュを削って生地を汚してしまうこともなく、生地の端部も作業しやすくなっています。
ノンスティックブッシュは単品でもご用意しています。→商品の詳細は関連商品一覧からご確認ください。
回転センターだけでなくドライブセンターもコレット式のため、マンドレルのガタは最小限にとどめられています
マンドレルの脱着は固定ネジを締める、緩めるなどの必要もなく、ツールレスで行えます。
マンドレルをドライブセンターに差し込み、回転センター側（テールストック）からの押し込むことでセット、テールストックを退けて解除、です。
