ワールド・ウッド・デー(WWD)2025

ウッドターニング デモンストレーション in 静岡(会場:駿府匠宿)

WWD2025in静岡

5/28(水)、29(木)、30(金)の3日間、ウッドターニングデモンストレーション in 静岡(会場:駿府の工房 匠宿)を開催します。

(※開催場所はオフ・コーポレイションではなく駿府の工房 匠宿となります。ご注意ください)

海外でワールドワイドに活躍するウッドターナー6名、地元静岡からも日本の伝統の挽物技術を今の世につなぐプロの挽物師2名が集結します。

今回ここに終結するデモンストレーターおよび運営関係者は、ウッドターニングや挽物という一つの共通言語を通じてデモンストレーターと来場者が対等な目線で、相互的なコミュニケーションが可能な場を提供することに賛同しています。

つまり、デモンストレーションとは往々にデモンストレーターから来場者へ向けての一方向的なものとなりがちですが、本イベントではそれだけではなく、ウッドターニング、挽物に深い探究心をお持ちであったり、ウッドターナー同士の横のつながりを求める経験者(プロ、アマチュア問わず)の来場者とは、同好の者同士の文化祭のような催しとなることを目指します。

そして未経験者やお子様、ご家族連れの来場者に対してもウッドターニング、そして挽物を通して、木材と持続可能な未来を促進する文化的なプレゼンテーションを展開、どなたにもお楽しみいただける木の文化の祭典となることを願っています。

本イベントは参加費不要で、どなたでもお気軽にご参加いただけます。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

本イベントは2025年、3月から11月までの期間に順次、日本各地でさまざまなイベントを開催する「ワールド・ウッド・デー(WWD) 2025」のイベントのひとつとして開催します。

主催

国際木文化学会(IWCS:International Wood Culture Society)
日本木文化学会(JWCS:Japan Wood Culture Society)

共催

株式会社オフ・コーポレイション

会場協力

駿府匠宿(静岡市駿河区)

会期

5/28(水) 10:00~18:00
5/29(木) 10:00~18:00
5/30(金) 10:00~17:00
※参加費無料


会場・アクセス

駿府の工房 匠宿(静岡市駿河区)
駿府の工房 匠宿
〒421-0103 静岡県静岡市駿河区丸子3240-1


お問い合わせ

株式会社オフ・コーポレイション
お問い合わせ先情報はこちら

開催スケジュール

開催日時 在席デモンストレーター

5/28(水)
10:00~18:00

・Eli Avisera
・百瀨 聡文
・藤沼 哲
・Andy Chen
・Theo Haralampou
・Ernie Newman
・Robin Wood

5/29(木)
10:00~18:00

・岸本 真紀
・藤沼 哲
・Andy Chen
・Theo Haralampou
・Ernie Newman
・Robin Wood

5/30(金)
10:00~17:00

・藤沼 哲
・Andy Chen
・Theo Haralampou
・Ernie Newman
・Robin Wood

※諸事情によりErnie Newmanさんは不参加となりました。

参加デモンストレーター紹介

Eli Avisera (Israël)
エリ・アビセラ(イスラエル) 28日のみ在席

エリ・アビセラは1960年に生まれ、エルサレムで育ち、今も暮らしています。1973年から1977年にかけてエルサレムのウッドアートスクールで学んで以来、プロの木工職人に。

エリは、国際的なウッドターニングのデモンストレーター兼教師です。過去20年間、彼はフランス、ドイツ、イタリア、カナダ、日本、イギリス、オーストラリア、中国、ネパール、そしてアメリカの25以上の異なる州で彼の技術を教えてきました。

彼の数十年の経験を活かして独自に考案したダブルベベルのボウルガウジやコンベックスベベルのスキューチゼルをはじめとした一連のHSSターニングツールは、老舗Ashely Iles Toolsからリリースされています。

1988年、エリは「ウッドクラフトセンター」を設立。そこにはイスラエルや海外から、10代の若者から年金受給者までのさまざまな人が新しいスキルの習得のためにやってきます。

ウッドターニング、家具制作、ウッドカービングに写実的彫刻、バイオリン制作を学んだ卒業生を何百人も輩出しています。

エリは、世界でも有数のウッドアートの巨匠であり、彼の作品は国内外の多くの展示会に出品されています。

Instagram:@eli_avisera

Eli Avisera
Toshifumi Momose (Shizuoka)
百瀨 聡文(静岡:挽物所639) 28日のみ在席

- 丸いものならなんでも削る -
木工ろくろ、旋盤を使い、木の皿など丸いものなら何でも製作してしまう。
「挽物を通じて幸せと感動を共に創り出す」を志しに
今までにない業種との掛け合わせや違った素材との融合など
可能性を広げる為に日々挑戦し続けている。

Instagram:@hikimonojo639_official

Toshifumi Momose
Masaki Kishimoto (Shizuoka)
岸本 真紀(静岡:岸本挽物 三代目代表) 29日のみ在席

1969 静岡県静岡市清水区生まれ
父は静岡県伝統技能修士 岸本政男
1996 静岡伝統工芸展 市議会議員賞受賞
2000 挽物漆器素地一級技能士
2002 高岡クラフトコンペ 入選
2021 高岡クラフトコンペ 入選

素材の特長を活かした、緻密で正確なものづくりを信条とする。2007年より自社ブランドの併設ショップkisshi&bu.をオープン。地域の子供達へ向けたワークショップも定期的に開催するなど、伝統産業を次世代へ引き継ぐ為、若手職人の育成にも尽力している。

Instagram:@kisshiandbu

Masaki Kishimoto
Satoshi Fujinuma (Japan)
藤沼 哲(日本)

藤沼 哲は自然に強い関心を持っている。 自然の中にいるときは、視覚、聴覚、嗅覚、すべての感覚を使って自然に注意を払う。 自然にはパターンや規則性がある。 しかし、矛盾や不規則さもある。 そこに彼は美を見出す。 彼は特に自然の植物や動物に興味がある。 彼はそれらをじっくりと研究する。 そこで面白い形やパターンを見つける。 彼はこれらのイメージを記憶の中で再構築し、彫刻を制作する。 自然界には、彼の作品とまったく同じものはない。

Instagram:@satoshifujinumawood

Satoshi Fujinuma
Andrew(Andy) Chen (USA)
アンドリュー・チェン(アメリカ)

アンドリュー(アンディ)・チェン  米国テキサス州カレッジステーション出身。

独学で木工を学び、大人になってからほとんどずっと木工を続けている。 若い頃には指物(釘やネジを使わずにぴったり接合する技法)で家具を作った。
彼の木材を正確にカットする知識と技術は、1992年から今に至るまで続けている”セグメントターニング”の基礎となった。

ウッドターニングとは自然の美しさを引き立てること。

しかし、ほとんどの木材がそうであるように、バール(瘤材)のような見事な自然の美はなかなか手に入らない。しかも、バールをそのままターニングすれば自然の美の95%以上が削りカスとしてゴミ箱に捨てられてしまう。

そのため、アンディは、細かく切断した木材を緻密に積み上げて接着剤で貼り合わせたブランクをターニングする”セグメントターニング”を好む。

この大まかな形に積み上げられたブランクは、最終的な形になるとき、木材を削る量は最小限に抑えられるため、自然の創造物を多く残すことができる。

さらに、彼は作品の美の根源を完全に自然に頼るのではなく、色のコントラストがくっきりと異なる樹種を混ぜて使用することで魅力的な模様を作りだす。

彼は地域、国内、海外を問わず数多くのターニング・クラブやシンポジウムなどでも活躍する有名なターナーで、彼のウッドターニング作品は多くのファンにコレクションされている。

Andrew(Andy) Chen
Ernie Newman (Australia)
アーニー・ニューマン(オーストラリア)

※諸事情によりErnie Newmanさんは不参加となりました。

アーニー・ニューマンは、オーストラリア、シドニー西部のブルー・マウンテンズで5代続くプロの木工家。 フランス、アイルランド、アメリカ、カナダ、ニュージーランド、オーストラリアと各国で開催されたウッドターニング・シンポジウムのデモンストレーターを務めてきた。 また、サモア、中国、イギリスでも指導と実演を行っている。

彼の執筆するウッドターニングに関する80以上の記事は世界中の専門誌に掲載され、彼の作品もまた、多くの国で展示されている。

1990年代、アーニーは専門学校で3年間のウッドターニング実習コースを指導しました。700時間を超える実習、製図、理論の習得を含むコースで、生徒たちは多種多様な作品を高い精度でいくつも作る必要がありました。 2003年からはこのコースはさらに拡張され、木工デザインと彫刻デザインの歴史に重点を置いて教えています。

Ernie Newman
Robin Wood (UK)
ロビン・ウッド(イギリス)

ロビン・ウッドは、足踏み式ポール旋盤で木製のボウルを作る伝統的な木工作家。 1990年代初頭にこの失われた技術を再発見し、以来、世界中の多くの人々に教え、インスピレーションを与えている。

Instagram:@robinwoodcraft

Robin Wood
Theo Haralampou (Australia)
テオ・ハラランポウ(オーストラリア)

テオ・ハラランポウが初めてウッドターニングを経験したのは28年前、自分でドラムスティックを回し、家族や友人への贈り物を作るためでした。最近では、木工ろくろの実演と指導に彼の最大の情熱を注ぎ、尽力しています。

テオは、オーストラリアとニュージーランド全土のシンポジウム、クラブイベント、ウッドショーでのデモンストレーションのほか、
・アメリカのアメリカウッドターナー協会(AAW)
・世界中のウッドターナーがともにノルウェーのフィヨルドをクルーズ船で巡るウッドターニングクルーズ
・これまでに中国、カンボジア、ラオスで開催されたワールド・ウッド・デー(WWD)の祝賀会やツアー
などでもデモンストレーションを行っています。

彼はまた、世界中で定期的にライブインタラクティブデモンストレーションをストリーミングし、彼のウッドターニングへの情熱を世界中に共有しています。

テオは、優れたツールコントロールをもたらすための、最も安全で最も簡単なシャープニング方法の実演、そして、いかにしてそれぞれの木材の特性をうまく引き出してターニングをしたり装飾を施したりして、多様で芸術的で趣深い、多種多様なプロジェクトをターンする方法の実演を披露する予定です。

テオは、”人生は短すぎるので、旅を楽しみ、他の人と共有し、ともにここにいたことを示す何かを残していくべきだ”という自身の哲学のもと、今回のデモでも自分の知識と経験を他の人と共有したいと考えています。

Instagram:@theothewoodturner

Theo Haralampou

ワールド・ウッド・デー(WWD)2025とは?

3月21日は国際森林デー(International Day of Forest)およびワールド・ウッド・デー(World Wood Day)です。

「地球に暮らすすべての生き物が生存を続けるために欠かせない森林や樹木の重要性について意識を高める記念日として、3月21日を『国際森林デー』(International Day of Forests)として定める」ことが2012年、国連総会で決議、創設されました。

これに合わせて国際木文化学会(IWCS:International Wood Culture Society)は3月21日をワールド・ウッド・デー(World Wood Day)とし、2013年から2019年まで、タンザニア、中国、トルコ、ネパール、アメリカ、カンボジア、オーストリア等、世界を巡って毎年開催、2021 年~2024年は、コロナの影響でオンラインで開催してきました。

その中で今年、ここ日本で開催されるワールド・ウッド・デー(WWD)2025 日本大会では、コロナ禍を経ての開催ということで、従来一箇所の会場で短期間に集中して実施する“集中開催方式”に拘らず、概ね大阪・関西万博の会期に沿って、ワールド・ウッド・デーである 3月21日の前後から10月8日(木の日)の前後まで総合的な会期として、その中で各部門の開催を関係協力者・機関との連携・協力の基に分散して実施する“分散開催方式”にて開催しています。

WWD
ワールド・ウッド・デー(World Wood Day)公式HPはこちら

エコな暮らしと持続可能な発展を実現するなかでの木の多面的な利用方法を探ります。責任ある木材消費を広めるなかで、ワールド・ウッド・デー(WWD)2025は、独自の木材認証と環境に優しい林業を周知し、エコラベルの重要性を提唱しています。

このイベントでは、気候変動を緩和する木材の可能性を重視しながら、人間と木の文化的、歴史的なつながりを掘り下げます。建築や設計における木材の使用を提唱し、森林の再創造をエコな暮らしに取り入れることを促進していきます。ワールド・ウッド・デー(WWD) 2025は、木を地球の天然資源を守りながら人間の生活を豊かにすることができる持続可能な生活の礎として位置付けています。


主催

IWCS

国際木文化学会(IWCS:International Wood Culture Society)

2007年創設、木の文化の研究・教育・促進における非営利・非政府組織です。“Wood is Good”というコンセプトを紹介し、自然と人間が調和、共存することを促進していく活動を展開しています。
そして 2013年から、人々に木の文化を発見し体験するプラットフォームを提供するために、3月21日を中心とした会期で国際フェスティバル「World Wood Day」を開催しています。
2013年から2019年まで、タンザニア、中国、トルコ、ネパール、アメリカ、カンボジア、オーストリア等、世界を巡って毎年開催しています。(2021年より今までは、コロナの影響でオンライン開催)

JWCS

一般社団法人 日本木文化学会(JWCS:Japan Wood Culture Society)

「Wood is Good(木はいいな)」をコンセプトに、日本における「木の文化」を研究し推進する活動を行っています。
日本における木の文化の研究・教育・普及振興を行い、国際木文化学会等と連携し、人と地球に優しい資源と材料である木の持続循環使用を促進する活動に取り組んでいます。

WWDF

ワールド・ウッド・デー基金会(WWDF:World Wood Day Foundation)

ワールド・ウッド・デー(WWD)の初回、2013年開催大会を契機として、同年に創設。
ワールド・ウッド・デー(WWD)の継続的活動および木材文化の世界的な研究、教育、振興のための活動をサポートしています。
環境に優しい再生可能な天然材料としての木材の認知度を高め、持続可能な未来のために木材と森林の学術的研究と責任ある利用を奨励することをミッションとしています。

共催

会場協力

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