春夏秋冬ブログ

2010、OTOROデビュー

ついにこの日を迎えることができました。
本当に、発売に漕ぎ着けるまでは
今か今かとじれったくなるほど長い期間だったようにも思いますが
過ぎてしまえば、もうそんなに経ってしまったのかと云える境地でもあります。


本日発売となったクランプやルータービットの発想の原点は
すでに何年も前に遡ります。

突然の思いつきを忘れないようにと
コーヒーショップの片隅でナプキンに描き留めたもの(ルータービット)や
新聞のチラシの裏が白い紙に、ああでもない、こうでもないと
何度もアイディアを目で見える画(クランプ)に表したことが始まりでした。

その後、試作を繰り返し
原理試作で確認ができたら本番同様の試作を行い
引き続き意匠や特許の手続き等
長い道のりを経て今日に至ったということがあらためて思い起こされます。

以前のブログで
OTORO DESIGN INC. 設立の経緯をお話しましたが
そもそも、このクランプ考案にも繋がることなので
もう少し説明をお伝えしたいと思います。

オフで販売している商品につきましては、毎日のように様々なご意見をいただきます。
その中で、ことパイプクランプに関連するものを挙げれば
「鉄骨溶接の時に使ったらネジが動かなくなってしまった。」とか
「圧締中、突然外れてしまった。」
「締めていると指が痛くなる。」
「締める時、グラグラして安定しない。」などなど様々です。

これらのうち、メーカーに話して改善できることもあれば出来ないこともあります。
また云っても聞き入れてもらえなかったり
中には相談すらできない相手もあったりで
すべてが解決できるとは言い切れません。

そうなると改善出来ないことは、問題が解決されないまま続くことになり
お客様ばかりか当社にとっても不満が解消されないことに繋がります。

このような状況がOTORO DESIGN INC. 設立につながり
また、そのひとつがOTOROクランプ誕生の契機となったのです。

本日発売のOTORO商品は
使い手でもある私たち(OTORO Design Inc.)が考え、より良いもの、こんなのがあったら・・・を目指して
絶対とは言い切れませんが、十分吟味して商品化したものです。
ぜひお試しいただきたく思います。

もし何かお気づきのことがございましたらご指導、ご指摘ください。

誠意をもって対応させていただきます。

 

2010 / 1 / 6 投稿

フリーマーケット

日曜日の早朝
気が向くと古いオートバイを引っ張り出して
近辺を小一時間ほど散歩走り?(散歩みたいな乗り方なので)します。

そんなある朝、いつものように散歩走りしていたら
手描きの立て看板を見つけた。
どうやら今日ここで骨董フリーマーケットが始まるらしいことが書いてある。

場所は景勝地で知られる三保の松原(静岡県静岡市)近く。




寒い時期、半島の先っぽは空気も海もきれい!実際に三保半島の先っぽは地名も真崎(まさき)と言います。

始まる時間にはまだ早かったが
すでに3~4張のテント出店と2~3軒の屋根なし青空出店があった。
もう少し走ってから、帰りがけに冷やかしてみることにした。

さて、会場に戻ったところ、出店の数はまったく増えてなく
このまま流れ開始?のようです。

会場の地面に敷いたシート上に広げられた古物は
まったくなんの脈絡もない雑多さを極めている。

火鉢や翼を広げた鷲、虎の飾り物といったよく見かけるものを始めとして
いったい何に使うものなのか、あるいはそもそも何なのか分からないものまで実にさまざま。

いったいどういう人と出会った時、これらのものの売買が成立するのだろうかと
モノとヒトの組合せの方に興味がいってしまう。

そんな中に一店、道具専門に並べているところがあり立ち止まってしまった。
ハサミ、包丁、鉈、斧、ノコギリ、ノミ、玄翁、農具など
好奇心を刺激してくれる道具たちに出会った。

プラスチックの柄のついた沢山の文化包丁に混じって
出刃包丁や柳刃包丁があったり、百均モノに埋もれて打ち刃物の鎌(カマ)や鉈(ナタ)があったりで
お宝探しをしていたわたしの滞在時間は間違いなく長くなっていたのでしょう。
あれこれ手にとっては品定めしていた私に
店のオヤジが声をかけてきた。

話してみれば何のことはない、「友達の友達は友達」?
彼は静岡市内の道具屋さんで、お互いの知り合いを介して繋がってしまった。




最終的にこれらの古道具を購入することに

売ったのは古道具屋のオヤジ、買ったのは新しい道具を売っているオヤジ(私)。

興味のない人には 「え!、これを買ったの?」という声が聞こえてきそうですが
「いかにも、確かに買いました!」

この購入に至った経過を振り返ってつくづく思ったのは
あの青空店のワクワク感や足を止めさせてしまう魅力だった。

お宝探しはまさにひと時の埋蔵物発掘であり
いつでもいくらでも何でも買える便利な日常的なショッピングの対極にある。

ログインはもちろん、バーコードもなければレジもない。
古道具は保護パッケージに入れられているわけもなく、手にずっしりと重さを感じさせ
商品(というのが正しいか?)は油と錆びの匂いを放ち、手を汚し
商品説明などという能書きは一切なし。

無雑作とも表現したい青空ショップは、実はしばし発掘体験をさせてくれる心の遊園地なのではないか?

2009 / 12 / 23 投稿

OTORO

新しい会社の名前を考えるというのは
子供の名前を考えるのと同じで楽しい悩みといえるでしょう。

短い名前の中に夢や希望を託し
更に間違い読みがなく、読みやすくて覚えやすく親しみやすい・・・・
と考えると、いよいよ悶々とすることになりますが。

候補が絞り込まれ、これだ!となっても
商標登録できるかどうかというハードルが更に待ち構える。
だれもが良いと思う名前は既に商標登録されていることがほとんど。

さて、OTORO が誕生することになったそもそものきっかけは

オフ・コーポレイションでクラフト用品の販売を経験してきた中で
既製品では満たされない思いが次第に堆積し
こうすれば良いのでは?とか
こんなものがあれば!という思いがつのっていきました。
しかし、そこには自ずと限界があります。
そういったもやもやした思いを解消するには
「頼んだり、見つけたりできないなら、いっそのこと自分たちでつくってしまえば?」というものでした。

これこそ、☆日本発 ☆世界に通用するワールドブランド を目指した
クラフト用品の開発会社 OTORO DESIGN INC.を誕生させた思いです。

OTOROと聞くとちょっと北欧風のひびき(?)も感じられる
(それって手前味噌じゃない?)ネーミングですがれっきとした日本語です。 !!??

大トロ と書けばすぐわかることでしょう、マグロの極上部分のことです。

いまや世界中で親しまれている日本のすし。
大トロ (OTORO)は世界に通用する言葉となっています。

美味しいものの最上部分とされるマグロの大トロにあやかり
ときめく 美味しい最上の TOOL を世界に向けて発信していきたいという思いを込めたネーミングです。

オトロのネーミングの裏話をひとつ

もしかしたらネーミングはTOROだったかもしれません。
マグロの極上部分トロ、この名前が本命となったところで商標の登録ができるか調査をお願いしたところ
燈籠 とか 何とかで既に押さえられていて商標がとれないことがわかりました。

「トロがだめなら大トロならどうだい?こっちの方がもっといいところでは?」
というあまりにも単純な代替策がそのまま現在につながったのです。
これは本当にあったストーリーです。

間もなくOTOROブランドの商品が国内発売になります。
少し先になりますが海外でも発売が計画されています。

使い手の視点から、より良いものを目指して作られたものばかりです。
お使いいただければ幸いです。



2009 / 11 / 16 投稿

DASH村

いつ頃からだったか、日曜日の夕方TVで TOKIO のメンバーが代わる代わる
面白い手づくり体験を披露してくれる番組を見つけた。

DASH村 の印象が強く、これが番組のタイトルだと思っていたが
ブログに書くには心細いのでチェックしたところ
これは正確には日テレの番組で ザ!鉄腕!DASH!! というようだ。

ソーラーカー日本一周 もこの番組の企画
おそらく DASH村 も ソーラーカー日本一周 もヒット企画なのでしょう。

さて、私が DASH村 を気に入っているのは何といっても、番組の底流に感じるものづくりスピリット

村作りは民家の移築プロジェクトから始まったように記憶している。
たまたまこの時見ることがあって、こりゃ面白そうだなぁとワクワクしたのを覚えています。
その後、砂を集めてガラスを作り出したり、廃材から銅を溶かし集め、銅鍋を作ってみせるなど
楽しい驚きを発信し続けている。(時々出来過ぎ?では、というシーンもあるが)

DASH村とは、フロンティアスピリットを連想させる開拓物語そのものではないか!
広大な土地を手に入れこれをキャンバスとしてすべてを自分色で染め、夢をかたちにしていく
暮らしを作っていくというロマンあふれるプロジェクトだ。

都会に暮らす人々にとっては、自分の暮らしと対極にある世界を見せてくれる
癒し系、大人の絵本みたいな番組ではないか。

暮らしを支える働く時間を ON として 暮らしの時間を OFF とした時
都会では ON でも OFF でも、鉄とコンクリートに囲まれた環境は、あまり変わらないのでは・・・・

DASH村の環境はどうだろう。
空気も風も匂いも、時間の流れ方もまったく別次元。
田舎には直線がない。鉄もガラスもコンクリートも無いに等しい。

因みにこの番組のここ1~2年の企画タイトルから、・・・・づくりというのを探したら
ありました、ありました。

梅干しづくり
豆板醤づくり
醤油づくり
わらび餅づくり などの食べ物系

石臼づくり
銅鍋づくり
お椀づくり
墨づくり  など、楽しみな企画がみつかる。

お椀づくり は、まさに木工旋盤の世界。
番組ではモーターの付いていない原始的な轆轤を使い、人力パワーで挑戦。

例えていうなら、アウトドアクッキングを楽しむのに火打石を使って火をおこし七輪で
見せてくれているわけで、ライターや電子着火のクッキングストーブしか知らない世代には
そんな方法もあったのかと驚くことでしょう。

来月デビューする弊社の木工旋盤は、人力パワー方式ではありませんが
自宅でDASH村気分を楽しんでいただけるアイテムとしてうってつけの一台と自負しています。

当たり前ですが都会の OFF 時間でも楽しめる今様轆轤は、電動モーターが付いていてスイッチひとつで
始動でき、モーターは「疲れた~」と文句も言わず、電動工具のなかでもひときわ静かです。

お箸、お猪口、ぐい飲み、コップ、お椀、ビヤコースター、サラダボウル、お蕎麦のこね鉢、などなど
いろいろなものが作れます。

コンパクト、クリーン、サイレント、リーズナブルのキーワードをこころがけ都会の環境でも受け入れられる
オフタイムの遊び道具をご紹介して参りたいと思います。

2009 / 11 / 4 投稿

毒蛇

商品サンプルが届いた。
そのボリュームはカタログで見て予測していたイメージを超えていた。




「こんなに大きかったのかな?」 関連アクセサリーを含めて1パレットにもなっていた。

こういう予測のはずれは逆に余計に期待感をあおる効果もある。
はてさて、いったいどんなんだろうか?とワクワク。




最初のダンボールを開けると、いきなり黄色い毒蛇が!





サイクロンをオプションのカートに取り付けてみる。

う~ん、実にカッコいいではないか。
鮮やかな黄色、それもピカピカの。
いかにもアメリカンなフレーバーが漂う仕上げ。
良く見る一般的なサイクロンは、トタン板で無塗装の板金細工が多いが
塗装ひとつでこんなに見違えてしまうのだから
趣味で使うならなおさらカッコいいものがいい。

対照的にドラム缶の方には、雑な仕上げが目立つ。
当然ラフな取扱いをされるであろう工業製品のドラム缶を応用してるんだから
そんなに繊細なものを求めても無理かな?

仮にそんなことを問い合わせても答えは予測がつくので問い合わせる気もないが
こんなところに彼我の文化の違いを感じる。(そんな大袈裟なもんじゃないでしょ?)




組み立て完了! このショットには Bud Girl が似合いそう。

これから使ってみて評価するのですが、はたして結果はどうなるのでしょう?
乞うご期待 !

2009 / 10 / 29 投稿
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