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テーブルソーとは?用途・構造・できること

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テーブルソーとは

手持ち丸のこやスライド丸のこよりも細かい加工をするために、テーブルソーの導入を検討する方もいるのではないでしょうか?

テーブルソーは本格的なDIYやお仕事で木工に携わるためには欠かせない木工機械です。しかし、価格帯に大きな違いがあるのでどれを選べばいいかわからない方もいるかもしれません。

木工水先案内人(ENDO)

木工関連の道具専門店として創業35年、ECショップ歴20年のオフ・コーポレーションから、テーブルソーの基礎知識やできること、おすすめのテーブルソーをご紹介します。

目次

テーブルソーとは?

テーブルソーとは?

テーブルソーとは、テーブルの真ん中に丸のこの刃が取り付けられた木工機械です。「丸ノコ盤」や「昇降盤」と呼ばれることもあります。まずは、ホームセンターなどでよく見られる手持ちの丸のこやスライド丸のこと比べてどのような違いがあるかを解説します。

テーブルソーとはどんな機械?

テーブルソーの比較

手持ちの丸のこやスライド丸のこが「固定された材料に向って、丸のこを上から降ろして押しながら切断する」のに対し、テーブルソーは「固定されたテーブルの下から突き出た丸のこに向かって、材料を押しながら切断する」という違いがあります

汎用性が極めて高く、 長手方向に挽き割ることも、短手(幅)方向の横切りや留(斜め)切りにも適しており、同一寸法の繰り返し加工や精度を求める作業に非常に有効な機械です。

手持ち丸のこ、スライド丸のこ、テーブルソーの特徴を比較して表にまとめました。

 手持ち丸のこスライド丸のこテーブルソー
手持ち / 可搬 / 据え置き手持ち可搬可搬・据え置き
木材に対する丸のこの位置
送り対象(動かすもの)丸のこ丸のこ木材
木材サイズ
適した形状面材・板材板材・棒材送材可能な寸法であれば 形状問わず
適さない形状 または 寸法上の制限固定が困難なほど 小さいまたは細い材スライド距離 =最大切削距離送材が困難なほど 大きいまたは長い材
適した作業内容面材のカット 板材の横切り (おおまかな材料取り)板材や棒材の 横切り・留加工 (長さ寸法決め)縦挽き・横切り 留加工・溝加工 (精密な加工)

      ※ 面材とは、合板、MDF(繊維板)、集成材などの幅の広い板状の木質材料のこと。

手持ち丸のこは木材の上に直接本体を乗せて動かすため機動性に優れており、切断できる長さや幅に上限がないのが最大の特長です。逆に加工対象が小さい場合には適しません。

スライド丸のことテーブルソーはいずれも精度の高い加工ができますが、最大の違いは、縦挽きが可能かどうか、と言えます。基本的に横切り用であるスライド丸のこは、2X4材などの板状・棒状の規格材の長さ寸法決めなどにとりわけ重宝する一方、テーブルソーは幅も長さも定規類で設定した寸法通りに正確に加工することができます。ただし、送材が困難なほど大きいまたは長い材の加工には適しません。

テーブルソーの種類

テーブルソーの種類

据え置き型のステーショナリータイプの他に、コンパクトで省スペースなベンチトップタイプやタイヤ付折畳みスタンドにより可搬性に優れた移動式スタンドタイプなどがあります。

また、手持ちの丸ノコをテーブル下面に上下逆さまに取り付けて自作するタイプもありますが、工房の精度はテーブルソーから始まると言われるほど重要です。

テーブルソーの構造

テーブルソーの構造

平らな「テーブル」の中央に「丸ノコの刃」(上下昇降や傾斜が可能)が備わっています。また、材料を長手方向に平行に送るための「リップフェンス」や、材料を短手(幅)方向に切断する際に角度を保持する「マイターゲージ」などの付属器具で構成されています。

テーブルソーでできることは?

テーブルソーでできる加工作業は4つです。

  • 縦挽き・縦割り・縦切り
  • 横切り
  • 傾斜切断・留切り(とめぎり)・角度切り
  • 溝切り・段欠き・仕口・組手
木工水先案内人(ENDO)

縦挽き・横切り・角度切りなど、自在に精度高く加工できるので、幅・長さ両方の精密な寸法取りに適しているのはもちろん、溝切りや段欠き、その応用によるホゾなどの接合部の加工も安全に合理的に行うことができます。ネクストステージの木工を目指すなら、テーブルソーはマストアイテムです。

縦挽き・縦割り・縦切り

縦挽き・縦割り・縦切り

※ 切削の様子が見やすいようにブレードカバーを装着せずに撮影しています。以降の他の画像についても、作業の障害にならない限り、原則としてブレードカバーの使用が推奨です。

縦挽き・縦割り・縦切りは、木材の幅を細くするように、長手方向に平行に縦に二つに切断する加工のことです。厳密には縦挽きと縦割りは木材の繊維方向に平行であることを含みますが、縦切りは繊維に関わらず寸法上長手方向であることを意味することがあります。また縦割りは二つに分割するという目的も意味します。

所定の寸法にセットしたリップフェンスに沿わせ、下方(テーブル面)と前方に力をかけながら徐々に押し進めて切っていきます。手持ちの丸のこでは難しいですが、テーブルソーを使用すれば正確な縦挽きが可能です

横切り

横切り

横切りは、木材を短手(幅)方向に切断する時に行う加工のことです。厳密には繊維方向に直行することを含みますが、寸法上短手方向であることを意味することもあります。

付属のマイターゲージや自作のクロスカットスレッド(横切り用ジグ)などのガイドバーをテーブルに施された溝(マイタースロット)に挿し込み、木材と一緒に前方にスライドさせて切断します。

傾斜切断・留切り(とめぎり)・角度切り

傾斜切断

木材の形状に対して角度をつけて切る加工です。縦挽き、横切りに関わらず、刃を傾斜させて加工することを傾斜切断(ベベルカット)と言い、マイターゲージなどの横切り用ジグのフェンスに角度をつけて加工することを留切り(マイターカット)と言います。角度切りはその総称です。ベベルカットとマイターカットを複合させることもできます。

途中で力を入れる方向がずれると切断面が曲がってしまうため、材料の保持を安定させることが重要です。

溝切り・段欠き・仕口(しくち)・組手(くみて)

溝切り

木材を切断するのではなく、一定の深さや幅で溝を加工することもできます。テーブル面からの刃の突き出し高さが溝の深さになり、刃の切り幅が溝の幅になります。溝切り用の刃幅の広いブレードが使用できる機種もあります。

この工法を応用することで、縁に段欠きを施したり、仕口や組手などの接合部を加工することもできます。

テーブルソーの使い方と注意点

木工水先案内人(ENDO)

テーブルソーは重大な怪我が最も発生しやすい木工機械。熟練度に関わらず、むしろ操作に慣れて緊張感を忘れた時にこそ怪我をしてしまったりするもの。私が1本の指先を失ったのは木工歴4年目のこと、正に簡単な作業の最中でした。木工家の諸先輩方を見ても、キャリア10年、20年を経て指を失ってしまうようなケースもあるのです。

テーブルソーは初心者でも強い力をかけずに正確かつスピーディに木材を加工できる反面、刃物が高速回転するため、わずかな接触でも指の切断など大怪我につながるリスクの大きい機械です。安全に使うためには以下の点に注意しましょう。

正しい力の入れ方で使う

カットの注意点
  • マイターゲージまたはフェンスへ押し付ける力(赤矢印)
  • 下方向(テーブルトップ方向)へ押し付ける力(青矢印)
  • 前へ進める力(緑矢印)

この3方向を正しく意識して材料を押し進めます。

細い木や小さい木を切る時などは、手が刃に近づきすぎないようプッシュブロック(押し当て板)やプッシュスティック(押し棒)、フェザーボードなどの安全ジグを活用しましょう。

無理に進めない

カットの注意点

木材は成長過程のひずみを抱えており、カット直後に木が曲がって刃やライビングナイフ(割刃)が挟まれ、前進しづらくなることがあります。前に進める力が通常より明らかに強く必要になった場合は、無理に力をかけたり後ろへ引いたりせず、すぐにスイッチをオフにして刃の回転が完全に止まるのを待ちましょう。

キックバックの事故を避ける

キックバックの事故

材料が刃に引っかかり、作業者側へ強い勢いで飛んでくる「キックバック」という現象がテーブルソーにおいて最も発生しやすく危険な事故です。弾き返された木材が作業者に衝突すること自体も大怪我の原因になりますが、とっさに手で押さえつけようとして手指が刃に接触してしまうリスクにもつながります。

これを防ぐため、フェンスやマイターゲージの使用方法、および材料の保持や押し方を正しく守るとともに、万が一キックバックが起きても被害を最小限に抑える位置取りや安全ジグの使用が推奨されます。

必ず安全装置を付ける

安全装置の装着

前提として、リップフェンスやマイターゲージを使用せず、フリーハンドで加工するのは厳禁です。作業時は必ずそれらの器具を正しく使用し、加工中にブレが生じないように細心の注意を払ってください。

また、木材は切断によって内部の乾燥バランスが崩れ、蓄積されていた応力が解放されて反りや捻じれが生じることがあります。特にブレードを挟み込むような変形はキックバックの原因となりえます。これを防止するのがライビングナイフまたはスプレッダーです。

作業の内容に応じて、ライビングナイフまたはブレードカバーを必ず取り付けてください。ブレードカバーはスプレッダーと一体になっており、さらにキックバック防止爪が付いているものもあります。

両面拘束を避ける

両面拘束

キックバックの重大な原因となるため、材料が手やプッシュブロックなどで保持されないフリーな状態で刃とリップフェンスの間などで挟み込まれ、逃げ場がなくなる「両面拘束」の状態を避ける必要があります

例えば、マイターゲージを用いた横切りの際にリップフェンスを直接ストッパー代わりに使用することは避けてください。等幅で加工するためにストッパーを設置したい場合は、適当な木片をフェンスにクランプなどで固定し、切り離された木材とフェンスの間に間隔が開くようにします。この時、ストッパーとなる木片はブレードの先端よりも確実に手前に固定してください。

安全装具を着用する

目や耳、呼吸器などを守るため、保護メガネや耳栓、防塵マスクなどを着用して安全性を確保しましょう。

特に予期せぬ木材小片の飛散により眼球を怪我する事故が切削作業中に発生すると、二次的にキックバックや指の怪我などの原因になりえます。保護メガネは必ず着用してください。

オフが提案するテーブルソー

精巧な木材加工においてテーブルソーは必要不可欠な工具ですが、キックバックや指の切断といった人生を変えてしまうほどの深刻な怪我のリスクと隣り合わせです。

木工水先案内人(ENDO)

「安全に、かつ高い精度で木工を楽しみたい」というクリエイターに向けて、オフ・コーポレイションが提案するのがテーブルソー『SawStop(ソーストップ)』です。まずは動画をご覧ください。

SawStopは、世界初の革新的な自動ブレーキシステムを搭載しています

万が一、高速回転するブレードが皮膚に触れてもわずか“0.005秒”で刃が停止し、しかもテーブル下に急降下。大事故をかすり傷程度にまで軽減します。0.005秒とは、自動車のエアーバックのおよそ10倍の速さに相当します。

現在は、ベンチトップタイプで省スペースかつ軽量な最小モデル「コンパクトテーブルソー(CTS)」や、一回り大きなテーブル面を持ちつつ、タイヤ付き折り畳みスタンドにより可搬性に優れた「ジョブサイトソー(JSS)」の正規日本仕様モデル(100V)がラインナップされています。ブレードの昇降・傾斜、フェンスの位置調整など入門者にも操作しやすい工夫が随所に施されており、まさに「Safe First(安全第一)」を体現した頼れる1台です。

木工水先案内人(ENDO)

SawStopのブレーキシステムは自動車にたとえるならば正にエアーバックのような存在。万が一の重大な事故から身を助けてくれます。
入門者を含めた多様な使用者層、そして多様な作業環境に適合しうる小型モデル2機種にこそ、この頼もしい機能がついていることに意義があると思います。
製品の仕様詳細やご購入手続きについては以下のSawStop特集ページをご確認ください。

まとめ

初めてテーブルソーの導入を考えている方に向け、基礎知識や使い方、安全面でのリスクをお伝えしました。

テーブルソーは趣味や仕事に活躍する工具です。しかし、一歩間違えると指を切断する大事故につながるリスクも潜んでいます。

みなさまに趣味や木工作業を楽しんでいただけるよう、万が一指の皮膚に触れても0.005秒で刃が停止するsawstopをご提案しました。sawstopを通じて安全に木工作業に取り組んでいただければ幸いです。

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