
40mmジョーはオーソドックスな形状でコントラクティング※1(ジョーの内側に材料を掴んで保持)とエクスパンディング※2(ジョーの外側で材料を押し広げて保持)に対応。小さなボウルや棒形状の片持ち加工など、様々な作品制作にオールラウンドに使用できます。
※1、※2:コントラクティング、エクスパンディングについては後述の説明を参照ください)

ジョーの外側はスムースなダブテール形状、そしてジョーの内側端部に設けられた小さな爪によって優れたグリップ力を発揮します。
ジョーの形状に合わせて80°のリセス、または90°のテノンをつくって保持します。

形状 | 最小(mm) | 最大(mm) |
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丸棒 | 29mm | 51mm |
角材 | 21mm | 46.5mm |
コントラクティングで使用する場合、例えばΦ29mmのテノンではジョーをめいっぱい締めたとしてももうそれ以上締めることができません。木材は軟らかいのでググっとジョーが効くまでさらに締め込む必要があります。そのため実際には31mm程度がつかめる最小サイズとなります。

形状 | 最小(mm) | 最大(mm) |
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丸 | 39mm | 63mm |
エクスパンディングで使用する場合も、ジョーの可動範囲の最大値63mmより少なくとも数ミリ小さいリセスを加工してください。(しっかりと確実に保持するためにはジョーがググっと効くためのプラスアルファの効きしろが必要です。)
コントラクティング、エクスパンディングどちらの場合も4つのジョーの並びはジョーを閉じるほどに真円に近くなり、広げるほど真円でなくなります。ジョーと材料の密着度を高めてより確実にチャッキングできるよう、ジョーの寸法に合わせてなるべく小さなつかみしろをつくるようにするとよいでしょう。
ワンポイント コントラクティングとエクスパンディング2つの保持方法