全長 | 約375mm |
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ツールバー長 | 約80mm |
ハンドル長 | 約295mm(約12インチ) |
ツールバー材質、太さ | ステンレス、約7.9mm角 |
ハンドル材質 | メープル(ラッカー塗装仕上げ) |
チップ刃 | T_3550_51 EWT 6604NR イージーツール超硬替刃 Ci5-NR (丸型/ネガティブレイク) |
チップ刃サイズ | 約Φ9mm |
別売り替刃 | T_3550_51 EWT 6604NR イージーツール超硬替刃 Ci5-NR (丸型/ネガティブレイク) T_3550_50 EWT 6604 イージーツール超硬替刃 Ci5 (丸型) |

ミニ・イージーホロワーそれぞれの使い方

ツールバーの形状がストレート、約45度のゆるいカーブ、約90度のきついカーブと3種類そろったミニ・イージーホロワー#1、#2、#3。
小型のネガティブレイクの丸型超硬チップ刃を装備することで過酷なホローイング作業における切削抵抗を減らしてキャッチングのリスクを抑え、ジョリジョリと少しずつ削っていく狙いがあります。

ミニ・イージーホロワー#1、#2、#3それぞれの切削範囲のイメージ。
壺や金魚鉢のように、口が狭く胴が膨らんだフォルムの容器(VESSEL)のターニング、いわゆるホローイングプロジェクトでは、胴部分が外側に張り出したデザインになればなるほど難易度が高くなります。
胴の張り出しがそれほどでもなければストレートタイプの#1だけでも制作が可能ですが、胴の張り出しが大胆になればなるほど、#2、#3とカーブのついたツールバーが必要になってくること、そして#2、#3と刃先がツールバーのセンターからオフセットすればするほど刃物のホールドが難しくなり、キャッチングのリスクが高まります。

#1は垂直方向の穴掘りや正面の底面付近の仕上げに。そして外側への張り出し部分の切削もストレートタイプの#1で対応できる部分は可能な限り#1を使用して行いましょう。

ツールバー先端がゆるくカーブしている#2は、#1ではもはや刃が届かないエリア、外側に張り出した胴の内壁の切削が可能になります。
しかしそれと引き換えに刃先はハンドルの延長線上より左側にオフセットしていることから刃先にかかる負荷をハンドルでこらえることが途端に難しくなります。
一度の切削量を少なくし、慎重に作業を進めてください。

より大胆に外側に張り出した胴部分や、すぼまった入り口のふち裏部分など、#2でも届かないようなエリアは先端が大きめにカーブしている#3の出番です。こちらは3本のうち最もコントロールが難しくなりますのでツールを両手でグッとホールドして作業してください。

ミニ・イージーホロワーは作品のサイズ感としては片手の手のひらに乗る程度の小ぶりなホローイングプロジェクト向け。より大きなホローイング作品にトライするならミディ・イージーホロワー(奥)をご検討ください。