各部名称
基本の使い方
① 0 基準設定
フェンスを平面に当て、固定ネジを緩めてスケールビームをスライドさせ、ホイールカッターの端面を同一の平面に押し当てた状態で 0 基準ボタンを押します。
0 基準を再設定しない限りは、電源が OFF になっても設定が維持されます。
② 寸法設定
基準面からの距離が求める寸法になるように、スケールビームをスライドさせ、固定ネジを回します。
右手親指の腹を 0 基準ボタン下の山型部分に添えると、操作しやすい。
③ 罫書き
親指と人差し指をフェンス背面に添えて、小指と薬指でビームを握ります。
フェンスを基準面に押しあて、ホイールカッターを被加工面に食い込ませながら、基準面に平行に動かします。
ホイールカッターは片刃なので、被加工面に押し付けるとフェンスをわずかに引き寄せる力が加わります。
これにより、基準面に平行な線を反れずに罫書くことができるのです。
また、刃が円形なので、平面でも曲面でも、押しても引いても、スムーズに操作できます。
0 基準設定の活用
① 片方の線を 0 にする
基準となる線を罫書き、その線を 0 として求める幅になるようにもう 1 本の線を罫書きます。
上図]は基準線から－9ｍｍ。
② 中心線を 0 にする
加工するホゾ穴や溝の中心線を基準として、＋と－両方向に均等な位置に罫書きます。
上図は中心線から±4.5ｍｍ ⇒ 9ｍｍ巾のホゾ穴。
ケヒキ以外の使い方
① デプスゲージ
フェンスを基準面に接地させ、穴や溝、段欠きなどの底面にホイールカッターの端面を当てて測定します。
そのセッティングのまま接合相手にケガキ線を写すことができます。
② ハイトゲージ
上図はルータービットのテーブル面からの突き出し量の測定の様子。
