Beaver Craft ポリッシングコンパウンド
¥385(税込)
商品紹介ムービー (C)BeaverCraft
二組の凹面と凸面
一方はサンディングペーパーを巻き付けて荒砥または中砥として、もう一方は革が張り付けてあるので、コンパウンドを擦り付けて仕上砥として使います。
適合する丸刃は以下の通り。
凹面:R15以下・スイープ#7~9(浅丸から極深丸)
凸面:R10以上・スイープ#2~7(極々浅丸~浅丸)
柄付きの操作性
ハンドルを持って研ぎやすい方向、角度に保持できるので、作業の合間にこまめに研げます。
スプーンナイフの外側を研ぐ時は、縦移動の1ストロークの間に全刃渡りを研磨するように回転させます。このとき、パドルをねじるような動きにするのがコツです。
※刃(エッジ)の方向に動かすと革に切り込んでしまいますので、必ず背の方に動かしてください。
内側を研ぐ時、曲率が近い場合はほとんど直線方向のみの動きとなりますが、大きなカーブの場合はパドルをねじる動きを加えます。
また、諸刃を研ぐ時は進行方向側の刃をわずかに浮かせて、革に食い込まないように気を付けます。
彫刻ノミの砥ぎ
丸曲がりノミの内側を研ぐ時は、パドルに対してノミを斜めに逸らしてください。
写真はBeaver Craft ベントガウジを研いでいる様子。
スイープ#7(浅丸)・刃幅22mmの丸曲りノミです。
サンドペーパーの交換も簡単
付属の角棒2本を溝にはめることでサンドペーパーを固定します。ピンと張れば、安定した砥面が得られます。
サンドペーパーは予め必要なサイズにカットしてあります。
手順①
サンドペーパーの一端に角材に沿って折り目を付け、革砥が広い側の面の溝に角棒を使ってはめ込みます。
サンディングペーパー面での砥ぎのやり方は革砥同様です。
必要に応じて、#600(荒砥)または#1200(中砥)から始めてください。
しっかりと研ぎ直したい時は、水砥・油砥・ダイヤモンド砥石などをご利用ください。
コンパウンドについて
Beaver Craft ポリッシングコンパウンド(25g)が付属しています。
研磨粒サイズは7~5ミクロン。これは粒度#3000に相当します。
クレヨンのような質感で塗布性・定着性がよく、乾燥しにくいのが特徴です。
写真は別売品の50gのブロックです。
ウクライナ発のハンドカービングツールメーカー、Beaver Craft(ビーバークラフト)。
創立2014年の若いメーカーながら、木工道具販売の長い歴史を背景に使用者の要望に敏感に応え、ウッドカービングの入門者から熟練者まで幅広く、アイデアと品質を提供できる道具作りを目指しています。
鋼材として特殊なブロミンとバナジウムが合金化された高炭素鋼を採用。57-58 HRCのレベルの硬度を持ち、粘りの強い素材なので、カービングに適しています。
ものづくりの視点はアッシュやオーク製の柄、本革製のシース、研磨道具にも行き届いています。
一点一点手仕事にこだわって作られた牧歌的な美しさをまとった道具は、手の馴染みもよく、きっと創作活動に広がりをもたらすでしょう。