タイヤ、ビーズ、リング、ペグなど、木工旋盤で加工される木の部品を自分で複数均一に作るのはたいへんです。そのようなときは「木のパーツ」を上手に活用しましょう。デザインやサイズのバリエーションが豊富にそろっています。
素材はバーチまたはメープル。いずれも乳白色~淡褐色の広葉樹散孔材で、主張しすぎない色味と木目、そして十分な強度と耐久性が持ち味です。
おもちゃ



① 木のパーツを組み合わせて赤ちゃん用の玩具を作りました。
② 大きい方。
木のパーツ:木のリング 76mm / 木のビーズ Φ16mm / 木の丸棒 3.2mm / くぼみタイヤ 32mm / ペグ P01
作例では、リングに 1/4“(6.35mm)の穴をあけ、貫通させたペグの先を止めるパーツを別途作っていますが、下記の代案の方がお手軽です。
タイヤとその軸の代替案:丸タイヤ 32mm / 木の丸棒 6.35mm(リングに 7mm の穴をあけてタイヤと軸が一体になって回ります。)
③ 小さい方。
木のパーツ:木のリング 64mm(廃番)/ 木のビーズ Φ16mm / 木の丸棒 3.2mm / くぼみタイヤ 25mm(廃番)/ ペグ P01
代替案:木のリング 45mm / 木のビーズ Φ9.5mm / 木の丸棒 3.2mm / 丸タイヤ 19mm / 木の丸棒 4.8mm
(リングに 5.5mm の穴をあけてタイヤと軸が一体になって回ります。)
使用および代替案の木のパーツ






① 木のパーツを使って立体 4 目ならべを作りました。
木のパーツ:木のビーズ Φ25.4mm / 木の丸棒 4.8mm
土台の素材:ニレ 150x150x25mm
② 色違いバージョン。
土台の素材:ウォールナット 150x150x25mm
③ 正確に等間隔に16カ所印をつけて、1/4“(6.35mm)のドリルビットで穴を開けます。
④ 丸棒を抜き差ししやすいように、面取りカッターで加工します。
⑤ 木のビーズは初めから中央に 5.5mmの貫通穴が加工されているので、そのままお好みで塗装します。
⑥ 作例ではミルクペイント(赤/青)とオイルフィニッシュ(クリア/黒色顔料)を使っています。





① ヒノキの板(120x120x15mm)と木のパーツを組み合わせておひなさまの二段飾りを作りました。
② 糸ノコ盤の傾斜挽き1回で、お内裏様の段と三人官女の段両方を切り出します。
③ 各所に 1/4“(6.35mm)のドリルビットで穴を開けます。
④ ぼんぼりになる 木のボール Φ25.4mm 2個に同じサイズの穴を開けます。
顔になる 木のボール 12.7mm に同様に穴を開けます。
ぼんぼりの支柱および人形の首と烏帽子および玉串は 木の丸棒 6.35mmです。
⑤ ウッドクランプをジグの素材として活用すると便利です。






① ヒノキの板(120x120x15mm)と木のパーツを組み合わせてトンボ型の変わりけん玉を作りました。
② 尻尾となる 木の丸棒 Φ6.35mm のはまる穴をヒノキの板の木口に 1/4“(6.35mm)のドリルビットで開けます。
③ トンボの形を糸ノコ盤で切り抜きます。
④ 木のボール Φ25.4mmに8mmのドリルビットで、穴を開けます。その後、タコ糸を通すための貫通穴を1.5mmのドリルビットで開けます。
⑤ 穴の入口を面取りカッターで面取り加工します。
⑥ ウッドクランプをジグの素材として活用すると便利です。
インテリア





① 棚板を固定する木ネジの頭を マッシュルームヘッド 12.3mmで隠しました。装飾的なアクセントにもなります。
② 1/2“(12.7mm)のフォスナービットで座ぐり穴を開けます。
③ 正確な穴あけができれば、キュッとはまるので接着剤はごく僅かでOKです。
④ 空きスペースに ペグ P01を取付けてキーハンガーにしました。
⑤ 6mmのドリルビットで穴を開けてペグを挿し込みます。