Beaver Craft スプーンカービングナイフ R12.5mm LH (レフト)
¥2,145(税込)
品番 | T_0579R | T_0579L | T_0583 | T_0582R | T_0582L | T_0580 | T_0581 |
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略称 | R12.5mm RH (ライト) |
R12.5mm LH (レフト) |
ディープカット |
オープンカーブ RH (ライト) |
オープンカーブ LH (レフト) |
ロングハンドル | ラージ |
ブレード曲線 | スワンネック型 | スワンネック型 | しずく型 | J 型 | J 型 | スワンネック型 | 皿型 |
曲率半径 [mm] |
12.5 | 12.5 | 12.5 | ― | ― | 15 | 45 |
刀身(ブレード)の 形状 |
片刃(右) | 片刃(左) | 諸刃 | 片刃(右) | 片刃(左) | 諸刃 | 諸刃 |
刃長 [mm] |
50 | 50 | 55 | 60 | 60 | 65 | 105 |
柄の長さ [mm] |
105 | 105 | 200 | 200 | 200 | 300 | 300 |
主な作例 | ティースプーン・テーブルスプーン・ 計量スプーン・小鉢 |
スプーン各種コップ(ククサ)・鉢 | テーブルスプーン・デザートスプーン・ サラダサーバー・豆皿 |
お玉・コップ(ククサ)・サバ―スプーン・鉢 | 皿・盛器・ターナー・サラダサーバー |
スワンネック型の魅力
白鳥の首のようにS字を描くブレードは自然と窪みを削り出すに相応しい形状になっています。
浅いスプーンはもちろんのこと、中ぐりが開口部よりも広がっているような形の内壁にも刃が届きます。
また、切っ先に向かって細くなっていることで、窪みの中で取り回しがしやすく、計量スプーンのように小さくて深い窪みでも操作しやすいのです。
基本の持ち方
刃を手前に向けて引き寄せるように削るのが基本形。この時、右手で持つように設計されているのが「ライト」です。
粗削りの段階では、木材の繊維方向を横切るように、いわゆる横摺りにして、切削量を多めに手早彫り進めます。
片刃の持ち味
刃の背を指で押すことができるので、ストレートナイフのような感覚で安定した削りができます。
一般的な繰小刀(くりこがたな)と同様に、作品の形状や目(繊維方向)によってレフトの方が扱いやすいこともあるので、左右一対そろえるとさらに使い勝手がよくなります。
写真はRH(ライト)を左手で持って、ブレードの背を右親指で押している様子。
刃砥ぎについてのアドバイス
刃の形状合った砥石を用意するのが難しい場合は、紙やすりと革砥で研磨するのが便利です。
BEAVERCRAFTのパドルストロップ(スプーンナイフ用)は荒砥・中砥用の紙やすりと仕上砥用の革砥が一体になっており、それぞれ凸面凹面両方を研ぐことができるのでおすすめです。
はじめに凹面を使って刃の外側を研ぎます。切刃(エッジ)を手前に向けて、1ストロークで刃渡り全体を研げるように、少しずつ回転させながら奥に向かって動かします。
次に刃の内側を研ぎます。
切刃(エッジ)を奥に向けて、手前に引き寄せるように研ぎます。
必要に応じて紙やすり(荒砥・中砥)から研ぎを始めてください。
詳細についてはパドルストロップ(スプーンナイフ用)のページをご参照ください。
ウクライナ発のハンドカービングツールメーカー、Beaver Craft(ビーバークラフト)。
創立2014年の若いメーカーながら、木工道具販売の長い歴史を背景に使用者の要望に敏感に応え、ウッドカービングの入門者から熟練者まで幅広く、アイデアと品質を提供できる道具作りを目指しています。
鋼材として特殊なブロミンとバナジウムが合金化された高炭素鋼を採用。57-58 HRCのレベルの硬度を持ち、粘りの強い素材なので、カービングに適しています。
ものづくりの視点はアッシュやオーク製の柄、本革製のシース、研磨道具にも行き届いています。
一点一点手仕事にこだわって作られた牧歌的な美しさをまとった道具は、手の馴染みもよく、きっと創作活動に広がりをもたらすでしょう。