組手ビット一覧

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指物の核心、「組手」をルーターで手軽に

箱や枠など、部材同士を角度をつけて接合する際に接合強度を向上させるための加工「組手」を、一回の切削で仕上がるように設計されているビット。
強度上高い精度が求められる加工を効率的に行えるだけでなく、意匠の一部として木工表現の要となります。

※このページ紹介するビットは切削抵抗が大きいため、ルーターテーブルでご使用ください。決して手持ち加工では使用しないでください。危険な場合があります。
（ビスケットジョイントセットを除く）

あられ組ビット
目の細かいあられ組の加工を5枚のカッターで一度に切削できるビット。
4mmと2ｍｍの2サイズあります。
4ｍｍタイプには切削深さを変更できるベアリングが3個付属しています。
四角形だけでなく、任意の角度で加工、接合することもできます。
また、180°の状態で接合すると継手ビットとして使うこともできます。

ロックマイタービット
45°の切削面同士を90°に接合する留形組手の一種。マイターとは「留め」のこと。
中央に相互接ぎが施されるので、高い接合精度と強度が得られます。
また、木口面が隠れるので、接合箇所が目立たないすっきりとした仕上がりになります。
90°ではなく、180°の状態で接合すると幅接ぎ・継手ビットとして使うこともできます。

ドロワージョイントビット
抽斗（ひきだし＝ドロワー）の前板と側板の接合に最適なドロワーロックジョイントビット。
前板に対して引き出す方向に力を加えた際に、接合箇所が嚙み合って外れにくい構造になっています。
また、前板を「かぶせ」タイプにできるように刃径を大きく設計しています。

多角接合ビット
接合面の一方を多角接合ビットで削って組立てると、正多角形が出来上がります。
片側だけ削れば組み合わさるのでとてもお手軽です。
接着面が広く、ズレにくい形状の為、高い接合強度が得られます。
桶や樽をつくる構造に近く、旋盤で削って丸い筒にすることもできます。プランターカバー・くず籠・円筒形の容器など、用途は様々。
※現在は16角用のみの取扱いとなっています。

ビスケットジョイントセット
専用の電動工具（ビスケットジョイントカッター）ではなく、ルーターまたはトリマーで一般的なビスケットに合う溝を加工することのできるセット。
付属の3サイズのベアリングを交換することで、ビスケットの3つの規格サイズ（#0・#10・#20）に適合させることができます。
90°のみならず任意の接合角に対して加工できます。
180°の状態で接合すると幅接ぎビットとしても使うこともできます。