NA-6 オリオ2 に関するQ&A

NA-6 オリオ2 に関するQ&A
Q1. 塗装面は、ウレタン塗装品みたいにプラスチックのような肌触りに仕上がるのか?
A1. NA-6オリオ2は、木材に浸透し表面に塗膜を形成する塗料ではありませんので、仕上がり後の肌触りは木材本来の自然な質感となります。
フローリングに塗装した場合、素足でも心地よく過ごしていただけます。
Q2.木材へ塗装した場合、木材本来の調湿(吸放湿)作用はどうなるのか?
A2. NA-6オリオ2は、木材の表面に塗膜を形成しませんので、木材が本来持っている調湿(吸放湿)作用は損ないません。
Q3.フローリングへ塗装した場合の、日常のメンテナンス方法は?
A3.一般のフローリング同様に、乾いた布で拭き掃除をおこなってください。
汚れが目立つ場合は、固く絞った濡れ雑巾で拭き掃除をおこなってください。
Q4.塗装面に傷がついた場合の補修方法は?
A4.傷がついた箇所をサンドペーパーにて軽く擦った後に、NA-6オリオ2を再塗装してください。
Q5.自然塗料(植物油を主成分としたオイル系塗料)のように、使用後の布が自然発火する危険性はあるか?
A5.NA-6オリオ2は自然塗料とは異なり、発熱を伴う乾燥硬化をしませんので、自然発火の危険性はありません。
但し、可燃物であるシンナーを含んでいますので、使用時は火気厳禁・使用後の布を火気に近づけることは厳禁です。
Q6.自然塗料(植物油を主成分としたオイル系塗料)のように、乾燥時にシックハウス症候群の原因とされる、有害なホルムアルデヒドやアセトルデヒドをアルデヒドを放散するか?
A6.NA-6オリオ2は、自然塗料とは異なる反応で乾燥硬化するので、ホルムアルデヒドやアセトアルデヒドを放散することは絶対にありません。
但し、塗料に含まれるシンナーを長時間吸引すると気分がわるくなる等、体調に影響を及ぼすおそれがあるため、使用時・乾燥時は換気を十分におこなってください。
Q7.木製食器に使用可能か?
A7.可能です。食品衛生法に基づく器具及び容器包装規格試験において対象物質を検出せず、とのデータがあります。
Q8.着色は可能か?
A8.NA-6オリオ2自体は透明な塗料ですが、専用の着色剤を使用することで着色は可能です。
着色方法は「塗膜着色」と「木地着色」の2種類があります。「塗膜着色」は、NA-6オリオ2へ溶剤系着色剤「カジュアルステイン」を混合し使用します。
但し、この場合は工程上拭き取りを伴う為、濃色の着色は出来ません。濃色着色を要する場合は、「木地着色」をおこないます。
「木地着色」にはアルコール系着色剤「ピュアPGステイン」を「ピュアシンナー」で濃度調整し、木地へ直接着色をおこないます。
Q9.B液を長持ちさせる方法は?
A9.NA-6オリオ2共通B液は、ウレタン塗料硬化剤と同様に水分と化学反応をする性質があり、空気中の水分(湿気)とも反応をします。
その為、使用時以外は必ず付属のポリ栓にて密封し、開けっ放しにしないようにしてください。
また、中身が減ってきますと容器内の空気中水分との反応を起こす為、残りの容量に応じた小さな容器へ移し替えて、密封の状態で保管する方法も有効です。
基本的には一度開封したB液は、なるべく早く使い切り、長期間保管しないでください。
Q10.NA-6 オリオ2 A液、B液の中栓の違いは?
A10.A液(主剤)は、B液程の密閉性を要しない為、通常の厚紙栓を使用します。
B液(硬化剤)は空気中の水分と反応する為より密閉性の高いポリ栓を使用しています。
Q11.リターダと希釈剤の違いを教えてください。
A11.リターダー(retarder)は「遅延剤」という意味で簡単に言うと「揮発乾燥の遅い希釈剤」です。
通常、NA-6オリオに希釈は必要ありませんが、高温時や広面積へ塗布した際、揮発乾燥により拭き上げがしづらくなった場合に希釈剤を混合使用します。
それでもなお、揮発乾燥が早くて拭き上げがしづらい場合に希釈剤の代わり、もしくは希釈剤の半量位をリターダーにして使用する事を推奨しています。
Q12.リターダが希釈剤と使える場合、使う割合教えてください。
A12.希釈剤を全てリターダーに置き換えて使用する事も可能です。
但し、そうすると揮発乾燥が極端に遅くなってしまい、乾くのが遅い、いつまでも乾かない、あとリターダー特有の臭気が残る、という問題があります。
なので、希釈剤:リターダー=9:1、8:2、7:3位の割合で試してみて、自身の環境に合う割合を判断して頂くのが得策です。
Q13.リターダは木のスプーンに使えますか、また食品衛生法に適合していますか。
A13.リターダーは食品衛生法に適合していません。
固形分の無い揮発成分(最終的には空気中に放散し木に残らない成分)なので、食品衛生法試験を受ける範疇ではありません。
ただ、A11にて「揮発乾燥の遅い希釈剤」と示した通り木に浸透したりして長く残る可能性があります。
リターダー成分自体、有害性は強くありません。
しかし臭気の残存がある為、使用した際は暖房の効いた高温下でしっかりと乾かす必要があります。

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