ルータービットの活用法(1) テーブルエッジビット

もっと、使いこなそう!ルータービットの活用法(1) テーブルエッジビット

お手持ちのビットの使い方をちょっと変えて、あなたの作品の表現の幅を広げてみませんか?
ルータービットの中には、2種類以上の加工ができるものがあります。

例えば、テーブルエッジビットの場合は、
(1)垂直方向にビットを通すか?
(2)水平方向にビットを通すか?
によって面取りの形状が大幅に変わりますので、試してみてはいかがでしょうか?
下記の作成手順は、あくまでも参考です。
これらの手順は、作成者の技能、環境や材料、道具等が異なればそれらに適した対応が必要になります。最も安全で最適な方法を考慮し、おこなってください。
怪我・失敗等につきましては当社は責任を負いかねます。

作成手順で使用している商品は、ページ最後の「このHOW TOで使用した商品」より詳細がご覧いただけます。
ルータービットの活用法(1) テーブルエッジビット

(1)垂直方向に通す
垂直方向に加工を行うと、木口面・木端面に対して切削します。
切削面の上側のラインが際立つ、すっきりとしたデザインになります。

ルータービットの活用法(1) テーブルエッジビット

(2)水平方向に通す
水平方向に加工を行うと、材の平面に対して切削します。
木口・木端面に対しての切削は少ないです。
天面のふっくらとした盛り上がりが印象的なやさしいデザインになります。

ルータービットの活用法(1) テーブルエッジビット

(2)の方法でテーブルエッジビットを水平方向に通したキャビネットの天板。
なだらかな稜線が優しい印象を与えます。

ルータービットの活用法(1) テーブルエッジビット

同様に(2)の水平方向の加工ですが、棚板前面に対して上下2回ビットを通しました。
新幹線の先頭車両のようなシャープな顔つきになりました。

ルータービットの活用法(1) テーブルエッジビット

その他の2種類以上の面取りが出来るビット

・角面ビット(角度が45°以外のもの・面形状を変えることができます。)
・ベベルトリムビット(面形状を変えることができます。)
・丸面ビット(刃物の突出し量を変えることで、稜線を残した曲面を作ることが出来ます。)

※商品によっては加工材が特に不安定になる場合がありますので、安全に十分留意して作業をおこなってください。
状況によってルーターテーブルを使用してください。手持ち加工の際は治具や当て木などを用いて、ルーターの安定性を確保してください。

このHOW TOで紹介した商品

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