ツールレストへの置き方

丸型、四角、菱形の刃も持つミディ、ミニ、イージースタート、マイクロといったイージーターニングツールは、基本的にツールレストに水平に置いて使います。
安全面において重要です。
別売の"イージーツールレベル"をツールの上に乗せて水平状態を確認できます。
左の写真がベストポジション(水平)です。
この状態で、カッティングエッジ(刃先)が回転軸の中心にセットされるようにツールレストの高さを微調整してください。
また、ツールレストから長く飛び出させて使用すると不安定な切削になったりキャッチを誘発する可能性が高まるため、目安のために”MAXIMUM OVERHANG”と書かれたステッカーが貼られているモデルもあります。
ステッカーのあるモデルではこのラインより飛び出させない目安にしてください。
ツールレストの高さ調整について

カッティングエッジ(刃先)は回転軸の中心(芯)の高さに合わせて使います。


材料を回転させて回転軸の中心(芯)を求める方法以外に、ドライブセンターや回転センターの先端を参考にすることが可能です。

替刃の着脱・交換・シャープニングについて

切れ味が落ちたと感じられた場合は刃を回転させて別の面(まだ使っていない部分)に変えましょう。
替刃を外すには、イージーツールに付属の六角棒レンチを使って替刃を固定しているネジを緩めます。
替刃の未使用部分に合わせて回転させたのち、しっかりネジで固定してください。
切れ味が落ちると切削面の品質も下がってしまい、キャッチの可能性が高まります。キャッチすると刃物が材料に引っかかって強い衝撃を受けたり材料に大きなダメージを与えてしまいます。

1周使い終わった替刃は、上面をダイヤモンドシャープナーなどを使ってフリーハンドでタッチアップすると若干の切れ味の復活が可能なようですが、基本的に超硬刃は新品同様に砥ぐことが出来ないため使い捨てとなります。
替刃ラインナップ
ツールバーやチップ刃に刻印されているCi2やCi5といった記号は、そのツールに適合する替刃のタイプを示しています。ツールとチップ刃の刻印が合致する組み合わせでご使用ください。

ツールを購入いただいたときに付属しているものと同じ刃です。四角型のイージーラッファーのCi2には標準のCi2-SQ(真四角)以外にオプションのCi2-R2(ゆるいアール付きの四角)が、同様にマイクロ・イージーラッファーのCi6は標準のCi6-SQ(真四角)以外に、Ci6-R1(ゆるいアール付きの四角)も用意されています。

ツールを水平に構えた時にチップ刃のすくい角がネガティブレイク(負のすくい角)になるようデザインされたチップ刃。キャッチを起こしにくく、コクタンなどの堅木、アクリルやエポキシといった割れやすい材料に対しても割れ・かけを起こすリスク低減が望めるためペンターニングなどにおすすめです。