OTORO システムフェイスプレートセットでグリーンウッドターニング

材料の準備

材料(ワーク)の準備をします。材料は楢(ナラ)を使用しました。

 

バンドソー等でサークルカット後、システムドライブセンターのサイズに合わせセンターホールの加工を行います。

 

センターホールはスパイクスクリュー先端からシステムドライブセンター先端までの長さと同じ深さにします。

 

センターホールの穴径は下表を参考にしてください。

 

  1"x8tpi用 1-1/4"x8tpi用 特徴
ぴったり T_FB23
29/32"
(約23mm)
T_FB1_1W8
1-1/8"
(約28.6mm)
片持ち状態(テールストック側から固定していない状態)で手を放しても安心感があり、両手でテールストックを動かしたり材料を押さえることが出来ます。
ゆったり T_FB1
1"
(約25.4mm)
T_FB1_1W4
1-1/4"
(約31.8mm)
穴に余裕があるため、材料を素早く付け外しできます。

今回は1-1/4"x8tpi用のぴったりサイズ(1-1/8" フォスナービット)で穴あけを行いました。
 

ワークの準備が整いました。
あらかじめセンターホールを空けたワークを準備しておけば、効率の良い作業が可能になります。

システムフェイスプレートのセッティング

システムドライブセンターが作業中に抜けないよう固定します。6.35mm x 20tpi ロングボルトをシステムドライブセンターの後部にねじ込みます。

ロングボルトごと主軸のモールステーパーに挿入します。

ペンタゴンノブをロングボルトにセットします。
システムドライブセンターが抜けない状態にセットされました。

システムフェイスプレートにスパイクスクリューをセットします。

スパイクスクリューをフェイスプレートに通し、ワッシャー、ナットの順で入れ、必ずスパナを使ってしっかりと固定してください。
システムフェイスプレートには最大で8本のスパイクスクリューをセットすることが可能です。

スパイクスクリューの長さは25mmと35mmの2サイズあります。お好みでお選びください。

フェイスプレートを主軸にセットします。

※スパイクスクリューでケガをしないように注意してください。

ワンポイント・アドバイス 緩み防止ネジについて

重く大きな材料を回す場合、スイッチを切った時にハンドホイールなどを持って回転を止めようとすると、慣性の法則でフェイスプレートが緩み、外れてしまうことがあります。
必要に応じて付属の緩み防止ネジを使用してください。
緩み防止ネジを使用する場合は、主軸にダメージを与えないか十分に確認してください。

フェイスプレートを外す時は…
緩み防止ネジを緩めます。
十分に緩めるか、完全に取り外してください。
※緩み防止ネジを緩めずにフェイスプレートを主軸から外そうとした場合、主軸に大きなダメージを与えてしまう可能性があります。

スピンドルをロックし、レンチ等でフェイスプレートを外しましょう。

材料(ワーク)の加工

すべての準備が整い、いよいよ加工です。

ワークにあけたセンターホールに、システムドライブセンターを差し込みます。

ワークがスパイクに接触する位置まで挿入します。

テールストックと回転センターを使用してワークをしっかりおさえ、スパイクの先端をワークに突き刺します。

ワークを加工します。

 

加工が終ったらテールストックを後退させワークを外します。

材料を木ネジで固定していないため、取り付け・取り外しがスピーディーに行えます。

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