クラックリング施工方法(タイトボンド 液体にかわ)

施工方法
1.クラックリングは、ほとんどの素材表面で作ることができますが、最も効果が現れる素材は木材です。しかし、金属、ガラス、ゴムやプラスチック(特定のプラスチックはシーラーが必要)でも起きます。

2.まず、2色の水性塗料を選んでください。油性塗料は使えません。一方の色は、もう一方の色より明るめの色を選んでください。その内の1色の塗料を下に塗るベースコートとして使用し、上塗りするトップコートが、表面に出る主色となります。

3.ベースコートを塗り十分乾燥させてください。この色が、クラックリング後の割れ目から見えてくる色になります。

4.次にTitebond液体にかわ木工用接着剤を基材表面に刷毛で十分且つ平らになるように塗布します。 塗布残しが無いように注意してください。そして十分乾燥させてください。乾燥時間は約12時間までです。しかし、湿度により乾燥時間は変化します。

5.液体にかわ木工用接着剤が乾燥したら、2色目の水性トップコートを上塗りして下さい。大きなひび割れを施したい時はトップコートを厚めに、小さなひび割れを施したい時はトップコートは薄めにします。その際、刷毛を何度も重ねて運ばないように注意してください。刷毛の重ね運びでクラックリング効果が起きない恐れがあります。クラックリング効果は、即座に始まります。

6.十分乾燥させてください。

7.耐水シーラーを使用する場合は、水性以外の製品を使用してください。


施工上のヒント
Titebond 液体にかわ木工用接着剤は、水で薄めることができます。しかし、重量比あるいは容積比で50%以上希釈することは推奨しません。細かいクラックがトップコートに発生してしまいます。
液体にかわ木工用接着剤は、ツヤ有りと半ツヤ塗料の場合には付着しにくいので、表面をサンディングしてから使用すると良く接着します。
全面的な施工前にテストしてみる事をお薦めします。クラックリングの程度や仕上がり具合が事前に確認できます。
液体にかわ木工用接着剤は、1オンス換算で約0.18㎡をカバーします。

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