なぜ、テーブルにマイタースロットがないの?

RTXとTTX2のテーブルは段差だけでなく「複雑さ」も取り払いました

OTOROのルーターテーブル RTXや、トリマーテーブル TTX2には、テーブル面にマイタースロット(溝)がありません。

何故マイタースロットが無いのでしょう?

それは「基準はひとつ」という考え方です。
マイターゲージをマイタースロットにセットし、フェンスと併用して加工する場合、フェンスはマイタースロットと必ず平行にセットする必要があります。これが正確でないと不都合の原因となります。
正確に加工できなかったり、材料が焦げやすくなったり、キックバックなどの危険性も高まるからです。

厳密な平行をキープしようとすれば、たとえば高価なダイヤルゲージを購入し、フェンスの位置を動かすたびに、マイタースロットを滑らせるジグに固定して調整をすることになります。

この厄介な工程、不正確になるかもしれない工程を何とかして解消できないかと考えた時、思いつきました。
「フェンスとマイタースロット、基準が2つあるからでは?」
そのために2つをしっかり合せなければいけない。
「それなら、元から基準としているフェンスだけを基準にすれば、度々マイタースロットとの平行セットに悩まされずに済むではないか?」ということに思い至ったのです。

そこでRTXやTTX2は、いずれの加工もフェンスだけを基準にする方法を選びました。
フェンスとマイターゲージを正確にセットすることから解放され、フェンスでの加工はもちろんのことマイター加工をする時にもすべて基準はフェンスにすることでした。

その結果、マイタースロットがテーブルからなくなり全面フラット! で段差のないテーブルの実現
もうひとつ、段差のないテーブルの実現に貢献したのは、インサートプレートを採用しないことを追及したこと

棒状の窓枠材の木口を立てて加工する時などには、インサートプレートがないフラットなテーブルは安心感があります。

複雑なジグは不要です
形状安定性の高いMDF(木質ボード)を正確な角度にカットし、加工材にクランプしてフェンスに沿わせれば、木口部分の加工も安定して加工できます。

かんたんな自作ジグによる加工例
合板のベースに、当て木とトグルクランプを固定した直角ジグ。

材料をタテにして切削したい時は、端材をL字型に組んだ自作ジグにクランプ止め。

このHOW TOで紹介した商品

PAGETOP