木固めエースNEOに関するQ&A

 

長年ご愛用頂いてきました木工作品の仕上げ剤「木固めエース」「仕上げクリヤー」「専用シンナー」が、 「NEOシリーズ」となって発売となりました!

新しい木固めエース NEOシリーズは、従来の木固めエースの性能を残しつつ、ユーザー様の健康と環境に配慮し、トルエン・キシレンが含まれない、より安全に、安心してご使用頂ける木固めエースに生まれ変わりました。

また、日本塗料工業会によるホルムアルデヒド放散等級「F☆☆☆☆」に合格
さらに食品衛生法・食品、添加物等の規格基準に適合しており、食器、カトラリー等にもご使用いただけます。

木工作品や日々のご趣味に、「木固めエース NEOシリーズ」を引き続き愛用頂ければ幸いです。

※従来の「木固めエース」につきましては、取扱いを終了し、NEOシリーズに切り替わりました。

 

 

木固めエースNEOに関する Q&A
Q. 木固めエースと木固めエースNEOを混ぜてもよいですか?
A. NEOと従来品は混合しても特に問題はないですが、現行品はそれぞれキシレンが含有されているので、混合すると非トルエン・キシレン含有塗料ではなくなってしまいます。
Q. 仕上げクリヤーNEO にE専用シンナー(従来品)で希釈してもよいですか?
A. 仕上げクリヤーNEOに関しましては、湿気の高い時にE専用シンナーと混合すると白濁する場合があるので注意が必要です。
Q. 木固めエースNEOの浸透・硬化・乾燥の早さは従来品と同じですか?
A. 浸透・硬化・乾燥の速さはほとんど変わりません。
Q. 木固め加工とは何ですか?
A. 木材は一般的に多孔質かつ親水性で、水分を吸うとふくらみ、乾燥すると水分を放出して縮む性質があります。
膨張と収縮によって木材は変形や割れなどの「狂い」が生じます。
木固めとは狂いを防ぐために、木材内部の細胞壁を漆や合成樹脂などで固定し、木質を強化する加工をさします。
木固めという言葉は、漆器を作る際に、椀木地に生漆を塗り、余分な水分を吸収しないようにする「木地固め」という工程に由来します。
Q. 割れ止め、反り止めになりますか?
A. 適切に乾燥された木材であれば、一定の効果が見込めます。
木固め剤が浸透するのは、木の種類や部位、形状により異なるが、表面から数ミリ程度。
木材は完全に乾燥させても湿度の変動でわずかに伸び縮みします。
木固め剤が防げるのは、この微小な狂いだと思っていただくとよいでしょう。
生木の狂いを抑え込むほどの強力な効果はありません。含水率ha20%以下の木材に使用することを推奨しています。
Q. カビ止めになりますか?
A. 木固め加工を施すことで木材の内部に水がしみ込みにくくなるので、多少の効果は見込めます。
ただし、表面に汚れや水分を残したまま、高温多湿なところに放置すると、木固め加工をしていてもカビが生える可能性は十分にあります。
Q. 食器やカトラリー以外の用途に使えますか?
A. 家具、楽器、玩具などほとんどの木製品に使えます。
変わったところでは木製スピーカーの筐体、渓流釣り道具(ランディングネット)の耐水塗料としても使われています。
楽器の例としては、オーストラリアのアボロジニー族が使う巨大な笛に塗った方から「ひびが入りにくくなり、音色がとてもよくなった」という報告がありました。
表面が硬化することでよく響くようになるようです。
ただし、音色は好みがありますので、すべての楽器に当てはまるかどうかはわかりません。
Q. 竹を木固めすることはできますか?
A. 竹の表皮は油分が多く、木固め剤をはじいてしまうため効果がありませんが、白い肉質部分には一定の効果が見込めます。
ただし、竹のしなやかさは失われてしまいます。
Q. 木固めした器に熱い液体を入れると、シンナー臭がすることがあります、シンナー臭はどうすれば除去できますか?
A. シンナー臭はいずれ揮発して消えるものですが、さまざまな要因で揮発に時間がかかってしまうことがあるようです。
下記の要因が考えらえます。
1. 木固めが終わったあと、十分に乾燥しないうちに仕上げ塗装を行った。
2. 木固め作業のとき、表面に残った木固め剤をウエスでしっかりと拭き取らなかった。
3.器に使用した木質の種類、部位、形状によって揮発具合も変わってきます。
底の深い器はシンナーが揮発しにくい傾向にあいります。
※ヤニなどの樹脂成分が熱湯で溶出して臭いを発し、それをシンナー臭と混同するケースもあるようです。

<除去の仕方>
保温・乾燥器をもっていれば40~50℃中にしばらく放置する。
食器乾燥器でも可。
乾燥器がなければ、お湯と中性洗剤で十分に洗浄し、しっかりと乾燥させます。
この操作を臭いがしなくなるまで行います。
この作業を数回くり返すと、シンナー臭を軽減できます。
※沸騰した鍋の中にいてたり、沸騰水を注ぐことは木固め処理だけでなく、木質の劣化に繋がるので絶対にしないでください。
Q. オイルやワックス(他の塗料を上塗りする)で仕上げても大丈夫でしょうか?
A. 自然志向の高まりを受け、最近は木固めをした後、器やカトラリーの表面を植物性のオイルやワックスでコーティングしている作り手もいます。
木固め剤はもともと木の中に水や汚れがしみ込まないようにするためのものです。
木にオイルを吸い込ませ、表面を長期的に保護する本来のオイル仕上げと木固め剤は原理的には相容れないものですが、塗装は可能です。
オイルやワックスを塗るときは木固め作業の後、1日以上放置し、お湯と中性洗剤で洗い、よく乾燥させてからにしてください。
木固め処理後、完全に乾燥・硬化後に#1000位のペーパーで水研ぎして、十分に乾燥させてからであれば、オイルやワックス、その他塗料が塗布可能です。
但し、ウレタン系塗料であれば完全に硬化していなくても(指でさわってもが指紋がつく程度の乾燥度合い)で塗布が可能です。
この工程を省くと、オイルやワックスに含まれる水分と木固め剤の溶剤が反応し、仕上がり不良の原因となります。
なお、ワックスは塗膜を形成するタイプの塗料ではありませんので、定期的なメンテナンス(塗り直し)が必要です。
Q. 合板やMDFに対して木固めエースは効果がありますか?
A. 木固めエースNEOは、天然木の木質強化を目的として開発された含浸性ウレタン塗料です。
木材の導管に沿ってしみ込む性質があるため、合板やMDFへの効果は見込めません。
また木固めエースに含まれる溶剤が合板に使用されている接着剤を溶かしてしまう可能性もあるため、推奨しておりません。
しかしながら、MDFにも色々な種類があり、木固めが浸み込むものもあるので、そういうものであれば使用可能です。
また、MDFの正面の木粉の脱落防止にも使用できる場合もあるので、目的に合わせて試してからのご使用を勧めます。
Q. 木固めエースNEOの塗膜硬度を教えてください。
A. 木固めエースNEOの乾燥・硬化後の塗膜硬度は鉛筆硬度で表記した場合、F前後です。
Q. 木固めエースNEO 240g缶で、どのくらいの面積を塗れますか?
A. 約1m2
針葉樹と広葉樹、広葉樹でもケヤキやナラのような環孔材とメイプルやブナのような散孔材かで、使用量が大きく変わります。
実際は液剤をこぼしたり、刷毛や拭き取りに使う布に吸収されたりしますから、歩留まりを90%前後と見込んでください。
1回塗りの場合、計算ではこの3倍塗れることになりますが、しみ込む量は1回目が一番多く、2回目、3回目は減りますから、平均して2倍前後と考えてください。
Q. 専用シンナーは、一般のシンナーと何が違うのですか?
A. 専用シンナー(うすめ液)には、木固めエースNEO用があります。
専用シンナー以外で木固めエースを希釈したり、余分な塗料の拭き取りに使うと、凝固や白濁が起こったり、 乾燥後も表面がべたつきが残ることがあります。とくにアルコール分を含むラッカーシンナーの使用は避けてください。
塗膜強度が保たれず、すぐに剥離してしまいます。
Q. 木固めエースNEOの使用期限目安・取り扱い・保管について教えてください。
A. 木固めエースは、空気中のわずかな水分とも反応して硬化する性質があります。
未開封であっても使用期限目安が約1年半。
開封後に窒素が抜けてしまうと・・白濁・硬化は空気中の水分と反応しておこります。
濁り白濁したら使用しないでください。
空気が入り込むと白濁するので、混ぜない、早く使う、空気が入らないようにしっかりふたを閉める 口元を拭いて締めてください。
一度缶から出して余った液剤は絶対に元の缶に戻さないでください。(空気中の水分、ホコリが混入するため。)
開封後は出来るだけ早く使い切るようにしてください。
また、専用シンナー以外で木固めエースを希釈したり、余分な塗料の拭き取りに使うと、凝固や白濁が起こったり、 乾燥後も表面がべたつきが残ることがあります。とくにアルコール分を含むラッカーシンナーの使用は避けてください。
塗膜強度が保たれず、すぐに剥離してしまいます。

 

 

使用上の注意(各作業工程に必要な注意事項です。作業前に必ずお読みください。)
  • 引火性液体で有機溶剤を含有しておりますので、火気厳禁・タバコ、ストーブ類は要注意。絶対近づけないこと。換気をよくし、作業中は直射日光をさけてください。
  • 必ず手袋(ポリエチレン、ウレタン製他耐溶剤性のあるもの)をはめて塗る。
  • 樹脂が手についた場合、ウエス・ティッシュ等で素早く拭き取り、石鹸で十分に洗う。落ちにくい時は工業用洗剤又は台所用クレンザーが効果的。
  • 樹脂・溶剤が目に入った場合-すぐに水で洗い流す。(必要に応じて医師の診断を受ける。)
  • 塗布面のホコリ・油分・汚れを取り除く。
  • 塗布後の乾燥には充分時間をかける。(常温で15-20時間位)
  • 硬くて緻密なコクタンやシタン類は効果が少ない。
  • 乾燥不足の木材は取扱いに留意。適正な含水率は20%以下が望ましい。
  • 水分を切り、充分乾いた用具を使う。(樹脂は水分・湿気に反応し固化する性質があります。)
  • 缶の蓋は小出しした後、縁を拭き取り、直ちに締めて、子供の手の届かない冷暗所に保管してください。
  • 一度缶から出して余った樹脂は元の缶に戻さないこと。(空気中の水分、ホコリが混入するため。)
  • 専用シンナー以外のシンナーの使用は避けてください。(塗膜強度が保たれず、すぐに剥離するため。)

〈塗装や接着剤に対するお願い〉
塗料や接着剤等はご使用の前に手板、テストピース等で充分確認してから本使用してください。
思ったような色や質感にならなかったり、組み合わせによって思いがけない変化をする場合があります。
また、使用環境で期待する効果が得られるかどうかも確認してください。
初めての塗料や接着剤等をお使いになる場合は、特に重要です。

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