容器・形態
仕様
分類 |
研磨ワックス |
常温下での状態 |
形態 |
ペースト |
色 |
白色 |
適合 |
下塗り |
不要 またはサンデイングシーラー等による目止め処理 |
上塗り/仕上げ |
オイル・ワックス・シェラック・ウレタン等 |
施工 |
ウエス塗り
⇒バフ掛け(ウエス磨き) |
用途例 |
ターニング作品・入り組んだ形状の作品 |
主成分 |
ミネラルオイル・蜜蝋・研磨粉 |
施工サンプル

[左上]アクリル・ペン生地 [右上] 積層強化木
[左下(2点)]スタビライズドウッド [右下(3点)] 積層強化木
特長
木工旋盤に最適な、クリーミーなペースト状サンディングツール。粗番手のサンドペーパーによる研磨痕をかき消し、仕上げ塗装やさらなる研磨仕上げのための素地調整を行います。
研磨とともに砥粒が細かくなり、最終的に#2000相当になります。
番手の段階を踏んでペーパーを持ち変える手間が省けるとともに、ペーパーを当てにくい曲面や入り組んだ形状にも便利です。
また、高い砥粒のサンドペーパーによって発生する微粒粉塵をペーストとともに拭い取ることができるので、空気中への飛散を防ぎ、人体への侵入リスクを低減することができます。
木材用の姉妹品
Yorkshire Grit オリジナルに対し、マイクロファインはさらに粒子が細かく、木材だけでなく、ハイブリッド材(
スタビライズドウッド・
積層強化木など)や樹脂(
アクリル・その他のレジン)のポリッシングに適しています。
医薬品グレードの成分(ミネラルオイル・蜜蝋・研磨粉)のみで作られ、化学薬品を一切使用していません。
作業手順
① 素地調整として、少なくとも#240のサンディングペーパーまで研磨します。#320~#400~#600とさらに粒度を細かくして研磨するほど効果的ですが、それ以上は必要ありません。
①' 環孔材のように導管の大きな樹種や濡れ色を避けたい場合には、サンディングシーラーなどで下塗りを施します。
下塗りの塗料を用法に従って十分に乾燥させてください。
(以下②~④は#400ないし#600までサンディングペーパーでの素地調整を行っていれば省略してかまいません。)
②
旋盤の回転を停止した状態で姉妹品の
Yorkshire Grit オリジナルを被加工面全体にウエスで塗り広げます。
③ ウエスでしっかり磨きます。旋盤作業でない場合にはバフ掛けが効果的です。
旋盤の場合は低回転でスタートさせてください(目安:直径15cmで約500rpm)。
研磨しながら徐々に回転数を上げていきます。研磨を進めるにしたがって砥粒が細かくなっていきます。
目安として、#1000相当の効果が得られます。
④ 十分に研磨した後、余分なワックスをしっかり拭き上げます。
⑤ Yorkshire Grit マイクロファイン を用いて、上記②~④と同じ手順で施工します。
目安として#2000相当の効果が得られます。
⑥ 木材の場合には、お好みに応じてオイル、ワックス、シェラック、ウレタン塗料などで上塗りを施します。
⑥' 樹脂素材の場合には、お好み応じてさらに微粒のコンパウンドで磨きます。