ネジづくりの適材について
ネジの山を切るということは木の繊維を細かく分断することを意味します。しかも本品の場合、三角刀で繊維を断ち切るという加工法です。このため軟らかい針葉樹や導管の大きい環孔材など、繊維破壊が起こりやすい樹種や、逆に硬すぎる樹種は本品によるネジ加工に適しません。
適材の条件として下記の2点があげられます。
①広葉樹散孔材(針葉樹でも彫刻素材になる樹種はOK)
②軟材~中硬材 (「粘り」のある樹種はさらに望ましい)
<例> ホウ・シナ・カツラ・クスノキ・クルミ・イチョウ・マホガニー・アガチス・カバ・サクラ・カエデ・ブナ・トチ・ウォールナット・(針葉樹)イチイ・カヤ・サワラなど
ネジの山を切るということは木の繊維を細かく分断することを意味します。しかも本品の場合、三角刀で繊維を断ち切るという加工法です。このため軟らかい針葉樹や導管の大きい環孔材など、繊維破壊が起こりやすい樹種や、逆に硬すぎる樹種は本品によるネジ加工に適しません。
適材の条件として下記の2点があげられます。
①広葉樹散孔材(針葉樹でも彫刻素材になる樹種はOK)
②軟材~中硬材 (「粘り」のある樹種はさらに望ましい)
<例> ホウ・シナ・カツラ・クスノキ・クルミ・イチョウ・マホガニー・アガチス・カバ・サクラ・カエデ・ブナ・トチ・ウォールナット・(針葉樹)イチイ・カヤ・サワラなど

ボルトの加工はダイスで行います。
丸棒をバイス等でしっかりと正確に垂直に固定し、ダイスのハンドルを水平に保ちながらゆっくり時計回りに回してネジを切ります。
※ネジのサイズと同じ直径の丸棒を用意します。

雌ネジの加工はタップで行います。
フォスナービット等で適正サイズの下穴をあけた後、最初に粗加工用タップを垂直に保持したままゆっくり時計回りに回しながら削り、次に仕上げ用タップで同様に加工します。
※下穴加工用のフォスナービット等は別途ご用意ください。

裏側に固定してあるカバーを外すと刃の交換ができます。
別売の替刃もあります。(替刃は全サイズ共通です。)
また、切削の不具合を感じたら、お早めに砥ぐことをお勧めします。刃を万力などで固定し、スティック型ダイヤモンド砥石(#1200)などで研ぐと比較的簡単です。
※硬めの樹種の場合は刃先角をわずかに大きくすると刃持ちがよくなります。マイクロベベル(微細な 2 段研ぎ)を施してください。
※刃の出具合が仕上がりに大きく影響します。必要に応じて微調整と試し削りを行ってください。