
PIHER パラレルクランプ PRL400 を2本連結して延長できる
制作物の寸法に応じて、クランプはさまざまなサイズが必要となります。しかも多くの場合、同時に複数本使うことになります。
かといって各サイズを必要本数ずつ買い揃えるのはたいへん。サイズによって使用頻度にも差があるはずです。
そこで、出番の多いサイズの数を揃えて、必要に応じて連結することで対応できる寸法を広げてはいかがでしょう。
もちろん、ジョーの方向は「圧締」と「拡張」いずれにも向けることができます。

【連結によるサイズの目安】
下表は圧締、拡張それぞれの各連結の組み合わせにおける最大開口寸法の概算値[mm]を表しています。
圧締または拡張が可能な値を保障するものではありません。あくまで参考値としてください。

連結作業は簡単
使用する工具は一般的な六角棒レンチ(4mmおよび6mm)のみで、連結作業は簡単。
L字に折り曲げた肉厚3.2mmの鋼鉄の板2枚でクランプバーを包み込むように連結するので、強度的にも安心です。
【手順】

①エンドストッパー(A)とレールサポート(B)を取り外し、2本とも可動ジョーをバーから抜き取った後、一方の可動ジョーを用途に応じた向きに挿し込みます。もう一つの可動ジョーは使用しません。①は圧締の場合。
②拡張の場合。
③連結器金具の2本のボルトを取り外し、2本のクランプバーの末端を金具で包みます。エンドストッパーが装着されていた穴越しにボルトを通して固定します。末端同士の間に5mm程度の隙間ができます。ツマミ付ボルトには6mm、キャップボルトには4mmの六角棒レンチを用いて締め付けます。
④レールサポート(B)を取付けます。レールサポートの接地面と連結金具が面一になるように設計されています。