真鍮ベンチドッグ L (2ケ入)
¥1,980(税込)
直径3/4インチ(19.1mm)の丸穴用
ドッグホールとして最も一般的な規格サイズ。
基礎的なツールとして、ワークベンチの機能性を向上させます。
鉋掛けの当て台としての使用であれば、ベンチドッグ1本から使えますが、バイスや他のベンチホールツールとの併用により、用途は多様に広がります。
スプリングの力で穴の内壁に止まる仕組みなので、ワーク(被加工材)の厚みに合わせて簡単に当て面の高さ調節ができます。
当て面の角度設計によりワーク(被加工材)が安定
当て面はテーブル面に対しおよそ87°。
ワークの垂直な面を当てると、先端部が接触して、下の方に隙間ができる状態になります。
19.1mmの穴(ドッグホール)に対して本体の直径は0.5mm程度細いので、力が加わると僅かに傾斜しますが、当て面の角度設計により、ワークが上に持ち上がりにくい仕組みになっています。
バイスがない場合のワークの固定
水平方向に加圧できるドッグホールツールを併用すれば、バイスがなくてもワークを固定できます。
水平方向に加圧できるドッグホールツール例:
Veritas ワンダードッグS(左図)およびL
Veritas ベンチブレード
Kreg インラインクランプ
自作フェンスやストッパーなどのジグの固定
例えば角材にワークベンチと同じピッチのドッグホールを施し、ベンチドッグで固定すれば簡易的なフェンスとして機能します。
垂直方向に加圧できるホールドダウンやクランプを併用して、ワークを2軸方向に安定させると、精度の高いビスケット/ドミノジョイント加工ができます。
垂直方向に加圧できるホールドダウン・クランプ例:
Veritas ホールドダウン(左図)
Veritas サーフェスクランプ
BORA センチピードクイッククランプ
MICROJIG ダブテールクランプ(左図)
薄板の幅接ぎ
ベンチドッグで平行に固定した2本のフェンスと楔(くさび)の力を応用した幅接ぎシステム。
特に薄い板の場合に重宝します。
併用クランプ:
MICROJIG ダブテールクランプ
OTORO Fクランプ
3/4インチ(19.1mm)のドリルビット(フォスナービット・超硬エッジファインカットビット等)でワークベンチにドッグホールを開けるだけで、作業空間の機能性が格段に向上します。
穴あけ作業用のテンプレートを作り、縦横統一のピッチで施すとシステマチックに使えるのでおすすめです。
[手順1]
テンプレートを作ります。
正確に正方形にカットした合板に、各辺から等距離の位置に4つの穴を開けます。(上図は125mmピッチの例です。)
[手順2]
テンプレートを天板の1コーナーに、縁に対して平行になるようにクランプで固定し、4つの穴を開けます。
[手順3]
開けた穴を基点に1ピッチ分テンプレートをずらし、ベンチドッグで位置を固定して隣の穴を開けます。
縦横両方向、同様に順次隣の穴を開けていきます。
精度の高い穴あけ作業のためにドリルガイドを活用するとよいでしょう。