見た目はそっくりだけど全然違うんです マルチカッター&ベルトカッター

見た目はそっくりだけど全然違うんです

ウッドカービングアーティストを中心に世界中で急速に愛用ユーザーが増えているMANPA CARVING TOOL。
その理由は誰でも容易に入手できる100mmディスクグラインダーに装着して使用する設計のため、コスト面での導入のしやすさ、そして何より、自らもウッドカービングを愛好するMANPAのスタッフが開発を行っているからこそ、カーバーの理想をカタチにした、意のままに操作しやすいウッドカービングマシンとして完成されているからでしょう。

数あるMANPAのツールの中でも代表格的な特に注目の存在がこちらのふたつ。ぱっと見ではまるでそっくりで何がどう違うのかわからないですが、中身は全然違うんです。

数あるMANPAのツールの中でも特に注目の存在がこちらのふたつ、ぱっと見では何がどう違うのかわからないですが、中身は全然違うんです。


 

大きい刃がついてる方(写真左)はマルチカッターといいます。

小さい刃がついてる方(写真右)はベルトカッターといいます。

それではマルチカッターとベルトカッター、両者はいったいなにが全然違うのか、詳しくご紹介していきます。

 

大きい刃がついてる方:マルチカッターの魅力は豊富なオプション!


まずは大きい刃がついてる方:マルチカッター。
MANPAのカービングツールを代表する主役的存在で、その名の通り、作業の場面に応じてこれだけオプションツールを付け替えて使用できるマルチタレントぶり。
これこそが世界中でウッドカーバーに受け入れられている所以で、材料から素早く不要部分を取り除きたい粗木取りの工程から仕上げのサンディングの工程までをマルチカッター1台でこなしてくれます。


 

小さい刃がついてる方:ベルトカッターは扱いやすい超コンパクトヘッド!


続いて小さい刃がついてる方:ベルトカッター。
見た目はマルチカッターそっくりな、いうなればマルチカッターの弟分。
マルチカッターほど多くのカッターを付け替えはできませんが、同じくベルトカッター専用のオプションツールを付け替えて、場面に応じたカッティング特性に変身可能。

そしてベルトカッターの最大のウリは歯ブラシで例えるならこの超コンパクトヘッド!
マルチカッターよりも大幅にコンパクトになったことでマルチカッターでは入り込めないような小さな穴掘り、狭く入り組んだパートに滑り込ませることが可能です。

また、カッターの直径が小さいことは切削時の負荷の低減にも寄与しており、切削抵抗が少ないため繊細なタッチでコントロールしやすくキックバックの不安感も少ないなど、初めてお使いになる方にも扱いやすい特性に仕上がっています。


 

直径70mmのマルチカッターと直径45mmのベルトカッター、それぞれの標準付属のカッターのサイズを比較。
並べてみるとその数値以上にベルトカッターのカッターがいかにコンパクトかが際立ちます。


 

ベルトカッターはカッターだけでなくヘッドハウジングも非常にコンパクト。
ここは同じパーツの流用ではありません。


 

ヘッドハウジング裏側から。ベルトカッターのヘッドハウジングは大きさ、厚みとも非常にコンパクト。

そうです。ベルトカッターはカッターもヘッドハウジングも極限までコンパクトにすることで、マルチカッターでは入り込めないような小さな穴掘り、狭く入り組んだパートの彫刻に特化した設計なのです。


ベルトカッター 超コンパクトヘッドだからできること


ベルトカッターだけを使って、なるべく小さなボウルを作ってみようと試してみました。


 

今回は写真のような開口約Φ100mm、深さ約70mmのボウルができました。


 

上の写真と同じボウルです。このサイズはマルチカッターではちょっと難しいですね。


 

狭く入り組んだパートの作業では大きなカッターではキックバックのリスクが高まります。けがのおそれ、作品を台無しにしてしまう可能性もありますのでこのような場面でもベルトカッターの使用がおすすめです。

 
メイン機はやっぱりマルチカッター、ここぞという繊細な作業はベルトカッター。

一台で粗木取りからサンディングの仕上げまでが可能なマルチカッターがメインで活躍するマシンになることは間違いありません。
細かなデザインや複雑な形状の造形にチャレンジするときにはマルチカッターでは難しい場面も出てきます。そんな時にはベルトカッターが大活躍。
そしてベルトカッターはより小径のカッター、より小径のチップ刃により切削抵抗が少ないおかげでキックバックの不安感も少なく、より軽いタッチで刃先をコントロールしやすいため、これらのツールにまだなじみのない方が使い始めるのにもおすすめです。

今回の比較をMANPAツール導入の検討材料に役立てていただければ幸いです。


 

マルチカッター、ベルトカッターはそれぞれの特徴を最大限発揮するため、ヘッド(主軸まわり)の形状やギア比つまりカッターの回転数の設計はそれぞれ異なります。
マルチカッターにはマルチカッター専用のオプションを、ベルトカッターにはベルトカッター専用のオプションを使用してください。


 
マルチカッター ベルトカッター
M10×P1.5 主軸サイズ M8×P1.0
16.00mm 専用カッターのボア径 3/8”(9.5mm)
3"ラウンドカッター(Φ8mm刃)
カッター直径Φ70mm
チップ刃直径Φ8mm×3
標準付属カッター 2"ラウンドカッター(Φ6mm刃)
カッター直径Φ45mm
チップ刃直径Φ6mm×3
・3"ラウンドカッター(Φ8mm刃)
・3"ラウンドカッター (Φ12mm刃)
・3"スクエアカッター
・3"トライアングルカッター
・2"サンディングホイール
・4"サンディングホイール
・4"サンディングディスク
・サンディングフレックス Φ75mm
・サンディングフレックス Φ100mm
取り付け可能なカッター ・2"ラウンドカッター (Φ6mm刃)
・2"ラウンドカッター (Φ6mm刃)
・2"ラウンドカッター (Φ8mm刃)
・2"ラウンドカッター (Φ12mm刃)
・2"スクエアカッター
・2"トライアングルカッター
回転数11,000rpmのグラインダーに装着時:14,235rpm
(許容最大回転数:15,000rpm)
カッター回転数 回転数11,000rpmのグラインダーに装着時:16,133rpm
(許容最大回転数:16,500rpm)
カーバイドチップのカッターからサンディングまで、豊富にそろったオプションのカッターを用途によって付け替えが可能。 特徴 マルチカッターよりも小径なカッターを装備し、内径の小さな壺のような作品の掘り込みなど、狭く入り組んだパートの彫刻に向いています。
 

両者は共通部品も多く外見上はそっくりですが、カッターを装着するヘッドハウジングは全然違います。
主軸サイズ、取り付けカッターの穴径がそれぞれ異なり、両者に互換性はありません。

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