容器・形態
仕様
分類 |
浸透性塗料
ワックスオイル |
常温下での状態 |
形態 |
液体
中粘度 |
色 |
赤褐色
透明 |
適合 |
下塗り |
不要 |
希釈 |
ホワイトスピリット |
上塗り/仕上げ |
ウッドワックス22
バフ掛け(硬化乾燥後) |
施工 |
ウエス塗り 刷毛塗り |
乾燥時間 |
指触乾燥 |
20分 |
半硬化乾燥
(重ね塗り可) |
4時間 |
硬化乾燥
(≠完全乾燥) |
24時間 |
推奨塗装回数 |
2~3 |
標準塗布面積 |
0.6~0.8m2/100ml |
用途例 |
家具・内装
雑貨・おもちゃ |
主成分 |
天然オイル
ワックス
ナフサ |
塗装サンプル
いずれも3回塗装で、素地を含め4つに区分けして色味の変化を段階的に表しています。
木地の素地調整は#400まで。
ウエスによる塗布。ウェットサンデイング(オイルを塗りながらの研磨)は行っていません。
塗装1回目の乾燥後、#800で研磨。塗装2回目の後には無研磨で3回目を塗装。
乾燥後、仕上げにわずかにウエスによる磨きを施しています。
特長
中粘度のオイルで塗り広げやすく、下塗りなしで一般的なオイルフィニッシュ同様の使用感でありながら、高耐久のサテン(つや消し)ワックス仕上げとなります。
ほとんど濡れ色にならないので、淡色系の木材も白木の色が表現できます。塗り重ねると表面のワックス感は増しますが、色はほぼ変わりません。
表面硬度・耐久性・耐水性・耐熱性に優れ、安全性も高いので、家具・内装等はもちろん、おもちゃにも使えます。
EN71-3(EU玩具安全性基準)適合。
屋外には向きませんが、水しぶきが掛かるような環境にも耐えます。
塗料としての十分な機能を発揮するためには2~3回塗り重ねてください。(推奨は3回)
硬化乾燥(24時間)後はバフ掛けも可能。ウエスで磨くだけでも変化が得られます。
広い面を塗装するに当たり初期乾燥時間を遅延させたい時、経年により容器の中で粘度が高まってしまった時は、希釈剤としてホワイトスピリットを添加してください。(添加量は最大で主剤の20%程度としてください。)
比較 チェスナット社 オイルフィニッシュ3品とペーストワックス
① 耐水性・耐熱性・耐紫外線性に優れた高性能の植物性乾性油。深く浸透し、比較的濡れ色が強く、光沢は少ない。
② さらっとしたオイルなのに高耐久のサテンワックス仕上げ。濡れ色にならず、重ねるほどに落ち着いた光沢が得られる。
③ 蜜蝋+カルナバ蝋が主成分の速乾性万能ワックス。濡れ色にならず、しっかりとしたワックスコーティングが得られる。
④ 亜麻仁油変性樹脂を主剤とした高性能オイル。濡れ色が強く、しっとりとしたつや消し仕上げだが、重ねるごとに平滑な面と落ち着いた光沢が得られる。
作業手順
① 刷毛またはウエスを用いて木地にたっぷり塗布し、直ぐに余分なオイルをウエスでしっかり拭き上げます。
② 半硬化乾燥(4時間)以上になったら、オイルを吸収して起き上がった木材の繊維(表面のざらつき)を#800のサンドペーパーを軽くかけて整えます。
③ 刷毛またはウエスを用いて2回目を塗布し、①同様ウエスでしっかり拭き上げます。
④ 半硬化乾燥(4時間)以上になったら、お好みで同様に3層目を塗装します。
⑤ 硬化乾燥(24時間)以降にはバフ掛けをすることもできます。ウエスで磨くだけでも変化が得られます。
※ 旋盤作品の場合には塗装作業およびバフ掛けを旋盤の回転を利用して行ってください。