『2ステージサイクロン集じん』っていったい何?
1ステージ集じん機のしくみ

通常のクリーナーはモーター・回収タンク・フィルターが1つのパッケージになっている「1ステージ集じん機」です。
コンパクトボディで使い勝手が良いのですが、
・回収タンクが小さいから、ゴミ捨て頻度が多い。
・回収タンクとフィルターが近いから、不衛生。
・フィルター詰まりがおこりやすく、機械に負荷がかかる。
などの欠点がありました。
そこで、サイクロン集じんのOneida ダストデピュティーの出番です。
ダストデピュティーは、コーン型のサイクロンパーツと、大きなバケツドラムの2つで構成されています。
ダストデピュティーを粉じんと掃除機の間に取り付けて、吸ってみることにしましょう。
2ステージサイクロン集じんのしくみ

まず、吸い込んだ粉じんはサイクロンパーツに入ります。内部で発生する強力な遠心力のはたらきにより、内部でぐるぐると回転しながらドラム内に落下します。(これが、「サイクロン」=「竜巻」の由来です。)
約99%の粉じんはドラム内に捕らえられ、残りの微細な粉じんと空気だけが煙突部分を駆け上がるので、クリーナー内に入る粉塵はほんのわずか。
サイクロン集じんは回収タンクが2つになることから、「2ステージ集じん」とも呼ばれますが、「ただ粉じんを吸い込むこと」以上のメリットが非常に多いため、高効率な粉じん回収を必要とする大型工場などでは必須の設備となっています。
ダストデピュティーで得られる、3つのいいこと
ゴミ捨てがとっても簡単

99%の粉じんはダストデピュティーの大容量ドラム内に溜まるので、クリーナーにはほとんどゴミがたまりません。いつものゴミ捨てはドラムだけで済むので、とっても簡単。容量も大きいので、ゴミ捨ての回数も減ってらくちん。
いまよりもっとキレイ いつも清潔な工房環境に!

クリーナーに入る粉じん量がごくわずかなので、フィルターの目詰まりの回数が少なくなります。
とても面倒なフィルター掃除の手間が省け、衛生的な排気環境。まさに一石二鳥です。
クリーナーを「活かし」て「守る」

クリーナーは粉塵の溜まっていない状態で動き続けるから、いつも安定した力を発揮することができます。クリーナーに対する負荷も減るため、機械自体の寿命も延ばせます。
細かい粉には効果がないの?!
ダストデピュティ―は木屑などを捕捉するのが得意なので、サンディングで出た粉状のダストは通り抜けてしまうのでしょうか?
実際にドラムサンダーなどにつないでみたところ、サンディングの粉は集じん機に到達しますが、ダストデピュティ―の回収容器にも一定量がたまっており、フィルターの目詰まりを遅らせる効果はあるようです。
用途や環境に合わせて選べる ダストデピュティーのシリーズを紹介!
小さなクリーナー向けの「ダストデピュティー」シリーズ

コンパクトなクリーナーには、
Oneida ダストデピュティー
Oneida 壁掛けダストデピュティー
Oneida ダストデピュティー 53L(よくばりブラック)
Oneida スチールダストデピュティー
この4モデルがオススメです。
シンプルさを重視するか、または便利機能が盛り込まれたタイプか、もしくは丈夫な金属製のものか…
皆さんの用途に合わせてお選びください!
大きな集じん機用の「スーパーダストデピュティー」シリーズ

工房内の集じん環境を1台の集じん機で構築している方には、集じん機用の
Oneida スーパーダストデピュティー 4"/5"
Oneida スーパーダストデピュティー 5"
Oneida スーパーダストデピュティー 6" (サイクロンのみ)
これら3モデルがオススメです!
スーパーダストデピュティーの基本的な機能はどれも同じですので、「工房内の主配管のサイズ」や「使用する集じん機の馬力」でお選びください。
大きな集じん機に小さなダストデピュティ―をつなぐとどうなるの?
大きな集じん機は、送風機のようなしくみで、風を動かして木屑を吸い込みます。
「ダストデピュティー」シリーズをつないだ場合、ほとんど吸わない状態になってしまいます。
これは、ホースの径を細くしぼってしまうことで風量が格段に落ちてしまうからです。
大きな集じん機には、「スーパーダストデピュティー」シリーズをお選びください!!
※家庭用のクリーナーは、大きな集じん機とは異なるしくみで、少ない風量で真空度を高めて吸い込みます。