容器・形態
仕様
分類 |
特殊効果ワックス |
常温下での状態 |
形態 |
ペースト~固形 |
色 |
銅 |
適合 |
下塗り |
サンディングシーラー
ラッカー |
希釈 |
ホワイトスピリット |
上塗り/仕上げ |
オイル
ワックス |
施工 |
ウエス塗り |
乾燥時間 |
指触乾燥 |
5分 |
硬化乾燥(塗り重ね可) |
24時間 |
推奨塗装回数 |
1 |
用途例 |
家具・雑貨
彫刻作品 |
主成分 |
メタリックパウダー
顔料 |
施工サンプル
いずれもマスキングテープで3つに区分けし、ギルトクリーム3色を各枠に1回ずつ摺り込む。
ギルトクリームの定着性を高めるための上塗りは行っていない。
① 樹種:アッシュ(広葉樹・環孔材) 下地塗装:水性ウレタンニス(黒)
ギルトクリーム塗布後、直ちにウエスで余分をきれいに拭き取る。
⇒ 導管だけにギルトクリームが残り、「木目沈金」の表現となる。
② 樹種:タモ(広葉樹・環孔材) 無塗装
ギルトクリーム塗布後、5分程度乾燥させ、ウエスで軽く拭き取る。
⇒ 導管でないところにも薄くギルトクリームが残り、木質感を保ちつつ金属色の塗装ができる。
作例-ペン
ペン金具:デュラクリック (ノック式シャープペンシル) ブラス(真鍮無垢)
木地:イタウバ
塗装:ギルトクリーム コッパー 上塗り:
ハードワックスオイル
特長
メタリックパウダーと顔料を含んだペースト状の特殊効果塗料。
木材の導管や彫刻によって施された窪みに金属粉を埋め込む「沈金」表現を手軽にできます。
また、素地に直接塗って5分程度乾燥させた後、なるべく均一になるようにウエスで優しく拭えば、木質感と金属の質感を融合したような効果を得られます。
いずれの場合も、ギルトクリームの定着性を向上させるために上塗りが必要です。
経年により容器の中で硬化が進んでしまった時は、
ホワイトスピリットを添加することで軟らかくすることができます。
カラーバリエーションはゴールド(金)・シルバー(銀)・コッパー(銅)の3種類
作業手順-沈金
① 下塗りとして、セルロースサンディングシーラー、ウレタンニス、カシュー、漆などで塗装する。
② 下塗りの乾燥後、ギルトクリームをウエスでしっかり摺り込む。
③ 余分なギルトクリームを新しいウエスできれいに拭い取る。
④ 硬化乾燥後(24時間)ギルトクリームの定着性を高めるため、
ウッドワックス22などで上塗りを施す。
作業手順-金属色塗装
① 素地に直接ギルトクリームをウエスでしっかり摺り込む。
② 5分程度乾燥させ、その後余分なギルトクリームを新しいウエスで優しく拭い取る。
なるべく塗面全体に均一にギルトクリームが残るようにする。
③ 硬化乾燥後(24時間)好みによりバフ掛け(ウエスによる磨き)を施し、ギルトクリームの定着性を高めるため、オイル、ワックスなどで上塗りを施す。