セット内容 | ジグ本体(テンプレート) サイドストップ e10 テンプレートガイドブッシュ 12.7mm軸 #160IND ストレートビット(刃径12.7mm) 12.7mm軸 #80-500CH ダブテールビット(刃径12.7mm、8度 ) ピンレンチ 日本語版ユーザーガイド |
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商品紹介ムービー(音声:英語) (c)LEIGH Industries

スルーダブテールとは、こんなカタチ
ジョイントする板はそれぞれ「テールボード」「ピンボード」と呼ばれます。
このジグでは、テールとピンの間隔が32mmで決まっており、
たとえばテールが3つの箱を作る場合、板幅は92mm~105mmの材料が使えます。
※写真の作例は、板の幅が93mmだったので、左右のハーフピンが小さくなりました。
加工可能な板厚は20.6mmまで。テールボードとピンボードが、それぞれ違う厚みでも対応できます。板の幅は、32mmから最大327mmまで対応します。

使用するビットは2種類のみ
ジグのルータービットは軸径1/2インチ(12.7mm)。
角度8度のダブテールビット刃径1/2"(12.7mm)と、ストレートビット刃径1/2"(12.7mm)の2本のみを使用します。
なお、国内ルーターは12mm軸ですので、お手元の機種に応じて12.7mm軸のビットを取り付けるためのコレット(コレットチャック、コレットナット)を別途ご用意ください。
※弊社でもマキタやHiKOKI(日立)のルーター用12.7mmコレットをご用意しております。

大事な役目を担うガイドブッシュ
テンプレートに沿ってルーターを動かすダブテールジグで大事な役目を担うのが、テンプレートガイドブッシュ「eブッシュ」。
広く使われている「ポーターケーブルタイプ」のテンプレ―トガイドブッシュと同じサイズです(上図参照)。
図の寸法よりもベース穴が大きいルーターの場合は「取り付けアダプター」を別途ご用意頂くか「ルーターベースプレート」をご利用ください。
※詳細は「HOW TO LEIGH ルーターベースプレートのすすめ」をご確認ください。

かんたんに自作できるビームにテンプレートを取り付け
TD330ジグを使用するにあたって、必要なビーム(台)は、市販のツーバイフォー材でかんたんに作成できます!
※ツーバイフォー材は反りのないものを選んでください。また、写真上面(ジグ装着面)をルーターや手押しカンナ盤などで直角に削って使用します。

まずはテールボードを加工
最初は、鳥の尻尾のような形の「テールボード」を削り出していきます。
付属のダブテールビットを使います。材料をワークベンチのフロントバイスや、万力に垂直に固定し、ジグを材料にクランプします。

テールボードが加工できました。

つづいてピンボードを加工
ビットをストレートビットに交換。
テンプレートの向きを変えて材料を固定し「ピンボード」を削り出します。

このようにピンボードが加工できました。

ジョイントの様子をチェック。もし、きつい時には...?

きつさ具合は、ガイドブッシュを回して調整
Leigh独自のeブッシュは、テンプレートに沿わせる筒の部分が楕円形になっているため、テンプレートとビットの距離を、ほんのわずかだけ変化させることができます。
ガイドブッシュに刻まれた数字目盛りを動かすことで、微調整ができます。

写真の作例では、ジョイントがきつかったため、ガイドブッシュを左に1目盛りだけ動かし、ピンボードを再度削ることで、ぴったりと組み合わせることができました。

ルーターテーブルでも使用できる
TD330ジグは、ルーターテーブル上での加工も可能です。
テンプレートガイドブッシュを、ルーターテーブルのビット開口部に取り付けて使用します。
【取付確認済】
OTORO ルーターテーブルRTX、Kreg ルーターテーブルPRS2100

お手持ちのルーターテーブルにテンプレートガイドブッシュが取り付け可能かご確認ください。

小さい箱も作りやすい
ルーターテーブルでの加工は、大きい材料はもちろん、写真のように短い材料の加工にも向いています。
写真で使用しているルーターテーブルは、OTOROルーターテーブルRTX。
テーブル表面の引っ掛かる段差を無くした全面フラット設計なので、TD330ジグをスムーズに動かせます。
また、集じん対策は、RTXのフェンスを利用してクリーナーを接続しています。
※写真では、ビット開口部の周りが広くなるように、フェンスを通常とは逆側に固定しています。

ビームに材料を固定するクランプは、OTOROFクランプがおすすめ。
ジョーの背面にノブがあるので、材料の着脱の操作がしやすいです。
※OTOROFクランプの商品ページはこちら

何のヘンテツもない小さな箱も、ダブテールの意匠で格好良く仕上がります。