MANPA カービングツールの注意事項

MANPA カービングツールを安全に・楽しく使うためのポイントをまとめました

MANPA カービングツールは100mmディスクグラインダーを使用します

 

MANPA(マンパ)のカービングツールはどなたも手軽に入手可能な100mmディスクグラインダーに装着することで様々なカービングツールに変身します。
作者の思うカタチを自由自在に表現することを可能にする、独創的なツールが多数揃っています。

しかし、パワフルで切れ味の鋭いツールは裏を返せば誤った使用方法では一歩間違えれば大変危険なモノでもあります。
また、MANPA カービングツールは残念ながらどんなディスクグラインダーにもマッチするわけではなく、不適切な装着方法では重大な事故につながる恐れもあります。

このことにご理解をいただき、適合するディスクグラインダー、カッティングアタッチメントの装着の注意事項を必ずよくご確認いただいた上でご使用をお願いします。


 
MANPA カービングツールは装着方法の違いで2グループ

MANPAのカービングツールにはさまざまなアクセサリーツールが揃っており、場面に応じて最適なツールが選べますが、その装着方法によって2つのグループに分かれます。

ひとつはさまざまな専用カッティングアタッチメントを付け替えて使用するマルチカッター。
もうひとつはグラインダーの主軸に直接装着して使用するツール群。


 

①マルチカッターと豊富に揃った専用カッティングアタッチメント


 

ディスクグラインダーに装着したマルチカッター(本体)をベースに、バリエーション豊富に揃った別売のマルチカッター専用カッティングアタッチメントを場面に応じて付け替えて最適なツールに変身できるシステム。
カーバイドチップ刃のついたカッターだけでなく、サンディング作業用のアタッチメントも揃っています。


 

②100mmディスクグラインダーの主軸(M10 × 1.5)に直接装着して使用するツール群


 

ホールカッターやクラックカッターなどのカッティング系のツール、サンディングシャフトやアシストツールなどのサンディング系のツールなど。
こちらのグループでもこんなに豊富なバリエーション(別売)が揃っています。


 
カッティング系のツールとサンディング系のツール

①グループでも②のグループいずれでも、
カーバイドチップ刃を装備したカッティング系のツールから仕上げのサンディング系のツールまでが揃っています。

サンディング系のツールには変速機能が必須です


 

サンディング系のツールを使用する際は、変速機能なしのディスクグラインダーでは回転数が速すぎて作品が焦げてしまいますので、変速機能は必須の条件です。

変速機能付きのグラインダーであれば上の項の
①マルチカッターと豊富に揃った専用カッティングアタッチメント
②100mmディスクグラインダーの主軸(M10 × 1.5)に直接装着して使用するツール群
どちらもカッティング系のツール、サンディング系のツールすべて使用できますので、ラフカッティングから仕上げのサンディングまですべての工程を網羅したMANPAツールを1台のディスクグラインダーでフル活用していただけます。

カッティング系のツールはフルスピードで


 

スピードコントロールが必須なサンディングツールに対して、カーバイドチップ刃を装備したカッティング系のツールはグラインダーの回転数を下げる必要はありません。
むしろスピードを下げてしまうとガツガツと木の繊維、組織に引っかかり、うまく削れなくなってしまいます。
MANPAツールらしいスムースな削り心地のためにはフルスピードが必須条件です。
カッティング系のツールを使用する際は変速機能なしのグラインダーか、もしくは変速機能付きのグラインダーでは最高速に設定して作業してください。

100mmディスクグラインダー適合モデル

弊社にてBOSCH、マキタ、Hi-KOKI(日立)、リョービと主だったメーカーの100mmディスクグラインダーとMANPAのカービングツールとの適合について検証しました。

 

Hi-KOKI(日立)、リョービ、その他のメーカーの100mmディスクグラインダーは適合しません

グラインダー単体としては非常に高性能なHi-KOKI、リョービの100mmディスクグラインダー。
実際、他のディスクカービングのツールを装着して使用する際にはリョービのコード脱着式のグラインダーは画期的で弊社スタッフも愛用していますが、MANPAカービングツールに関してはHi-KOKI(日立)、リョービ、その他のメーカーの100mmディスクグラインダーは残念ながら装着できません。
(※この適合検証はMANPAカービングツールの取り付けの可否がどうかであり、各メーカーのディスクグラインダー製品の優劣をつけるものではないことはご理解ください。)


 

Hi-KOKI(日立)、リョービのディスクグラインダーは、図の赤い部分の形状によって①のグループはまずマルチカッター本体が取り付けできず、適合しません。
また、図に示した青い部分の寸法が②のグループのツールの取り付け部よりわずかに大きいため干渉してしまい、しっかりと根元まで取り付けることができず、適合しません。


 
 

BOSCHとマキタの100mmディスクグラインダーは図の赤い部分の形状は①のマルチカッター本体の取り付けが可能。
図に示した主軸の根元部分の形状も問題なく、②のグループのMANPA ツールの取り付けが可能です。

MANPAカービングツールは、BOSCH・マキタの以下の推奨する100mmディスクグラインダーにて使用してください。


 
MANPA カービングツール
推奨機種:
BOSCH 100mmディスクグラインダー GWS7-100E 無段変速
BOSCH 100mmディスクグラインダー GWS750-100
マキタ 100mm電子ディスクグラインダー GA4041C 無段変速
マキタ 100mmディスクグラインダー GA4031

 

取り付けができるか否かで言えば、BOSCH、マキタの現行100mmディスクグラインダーであればすべてのモデルがMANPAのカービングツールを取り付け可能なことを確認しておりますが、

  • ブラシホルダー付きモデルは右手のグリップ位置に制限がある
  • キックバック防止機能がついていると確かに安全ですがすぐにストップしてしまい仕事にならない
など、MANPAツールを装着はできても相性はよくない機種もあります。
各モデルの特性とMANPAのカービングツールの特性とをあわせて検討し、MANPAとも協議の上で弊社としては推奨モデルを上記4モデルに絞っています。
 

○適合 BOSCH、マキタの変速機能付きモデル


 

BOSCH GWS7-100E(電子無段変速)
マキタ GA4041C(電子ディスクグラインダ、無段変速)


上記2機種は、どちらも変速機能付きの100mmディスクグラインダーです。

変速機能のついたBOSCH GWS7-100Eマキタ GA4041Cであれば、
①マルチカッターと豊富に揃った専用カッティングアタッチメント
②100mmディスクグラインダーの主軸(M10 × 1.5)に直接装着して使用するツール群
①と②のグループ両方のカッティングツールとサンディングツールがすべて使用できますので、ラフカッティングから仕上げのサンディングまですべての工程を1台のディスクグラインダーでフル活用していただけます。


 

○適合 BOSCH、マキタの変速機能なしモデル


 

BOSCH GWS750-100(高速型 変速機能なし)
マキタ GA4031(高速型 変速機能なし)


  • マルチカッターを標準付属のディスクカッターのみで使用する。
  • サンディング系ツールは使用する予定がなく、カッティングツール系のみを使用する。

このような場合は変速機能はまったく不要ですので、余計な機能を省いた上記のベーシックなモデルがコスパがよく、シンプルで耐久性も高いおすすめ機種です。


 

複数台のマルチカッターを導入する場合の、ディスクグラインダーの選び方


 

複数台のマルチカッターを導入し、それぞれにカッティングアタッチメントを付けっぱなしにして使うような場合は

  • サンディングにも使用するマルチカッターには変速機能付きモデルを
  • カーバイドチップ付きのディスクカッターのみを使用するマルチカッターはベーシックモデルを
このように選ばれるのがおすすめです。

MANPA カッティングツールの取り付けに関する注意事項

マルチカッターにはマルチカッター専用カッティングアタッチメントのみ装着してください

日本国内の一般的なディスクグラインダー用ディスク型工具の取り付け穴径およびディスクグラインダーのフランジの仕様は15.00mmです。
アメリカ製のツールでは5/8”(15.88mm)ですが韓国のMANPAのツールでは16.00mmとどちらとも互換性がなく、合いません。



 

日本国内又は米国製のディスクグラインダー用ディスク型工具はマルチカッターの主軸にはフィットせず、誤って取り付けてしまうとカッターのブレ、振動が出て非常に危険です。


 

マルチカッター専用カッティングアタッチメントはグラインダーに直接装着しないでください


 

マルチカッターの取り付け穴径は日本仕様のディスクグラインダーのフランジにフィットせず、装着できません。誤って取り付けてしまうとカッターのブレ、振動が出て非常に危険です。


 

100mmディスクグラインダーの主軸(M10 × 1.5)に直接装着して使用するツールは ディスクグラインダーのフランジを使用せずそのまま主軸に取りつけてください


 

100mmディスクグラインダーの主軸(M10 × 1.5)に直接装着して使用するMANPAのツールは、その取り付けの強度を確保するためにツールを直接主軸にねじ込む設計になっています。
ディスクグラインダーに付属するフランジは使用しません。フランジを入れてしまうとグラインダーの主軸のねじの入りが極端に浅くなり、ツールの根元から破損する危険があります。
フランジは使用せずに直接取り付けてください。


 

これはしてはいけません、あれは適合しませんと少々小うるさい話ばかりになってしまいましたが、安全、快適に作業していただくためには大事なことです。

MANPAカービングツールは正しくお使いいただければむしろその他のツールよりも不安感、恐怖感は少なく作業できるナイスなツールと言えます。
その扱いやすさで、ウッドカービングをどなたにとってももっと身近なものにしてくれるツールではないかと思います。

不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。

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